映画「月とキャベツ」は1996年に公開された映画。
1996年度の文化庁優秀映画作品賞を受賞している。
山崎まさよし主演で、劇中で “One more time, One more chance” が歌われる。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/519Q2F8QXVL._SL500_.jpg)
月とキャベツ [DVD]
映画「月とキャベツ」は
映画「月とキャベツ」は、若い男女のひと夏のやりとりを描いた作品。
主人公の花火(山崎まさよし)は、東京で人気のあるバンドのヴォーカルであったが、そのバンドが解散してから一年、新曲を作らず、都会から離れたところ(群馬)で古い家屋に一人で住んで畑でキャベツを作って暮らしていた。
ある日、草原ばかりで人のいないところで花火が車を停めていると、土手で踊っている少女(真田麻垂美)がいた。
そこで二人は知り合った。
映画「月とキャベツ」の主題
映画「月とキャベツ」は、新曲を作らなくなった主人公がどうするか、という話である。
ヒバナという少女(真田麻垂美)とのやりとりがそのことに関わってくる。
“One more time, One more chance” もそのことと関わっている。
「月」と「キャベツ」とは?
キャベツは、主人公の花火が育てる作物として出て来る。
キャベツは、花火という人物を象徴している。
それに対して月は、ヒバナという人物を象徴している。
ヒバナという人物は、月によって象徴されるような人物ということができる。
絵画
映画「月とキャベツ」では、絵画的な表現に気が遣われている。
地平線によって画面の上下が区切られて、下は草原、上は空という構図で、その草原の中で、白のノースリーブのワンピースの少女が細い手足を動かして踊っている、というのはこの映画の特徴的な映像である。
特にヒバナという、白くほそい、透明感のある少女の表現に気が遣われている。
まさに、夢のような少女。
音楽
映画「月とキャベツ」は、主人公がミュージシャンであって、新曲をどうするかという話である。
そこでミュージシャンである山崎まさよしの歌が、物語の重要な要素となっている。
“One more time, One more chance” も物語の重要な要素として出て来る。
ただし “One more time, One more chance” は映画「月とキャベツ」のために作られたのではなく、映画「月とキャベツ」と関係なく作られていた。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ALbO7JfqL._SL500_.jpg)
One more time, One more chance
映画と関係なく作られていたにもかかわらず、 “One more time, One more chance” の歌詞は、映画「月とキャベツ」に合っている。
踏み切りとか、桜木町とかは、映画「月とキャベツ」とは関係がない。
「月とキャベツ」のDVD
映画「月とキャベツ」はDVDが出ている。
特典映像は、劇場予告と監督インタビュー。
監督インタビューでは、篠原哲雄監督が、脚本を選んだいきさつ、出演者を選んだいきさつなどについて語っている。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/519Q2F8QXVL._SL500_.jpg)
月とキャベツ [DVD]
コメント