有本香氏による宮澤大輔氏の紹介を問題としたEARL氏、知念実希人氏

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 12月8日、有本香氏が宮澤大輔医師を「日本で唯一、個人でコロナの論文を書かれた」と紹介した。

 それに対して、EARL氏、知念実希人氏が反論した。

 そのやりとりが興味深かったので、書いて置こう。

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有本香氏のツイート

 発端になった有本香氏のツイート↓

有本香氏のツイートに対する反論

EARL氏の反論

 まず「EARLのコロナツイート」の反論をとりあげる。

 「日本で唯一」というのはおかしいというのである。

 これに対して宮澤大輔氏は次のように反論している。

 「個人で」というのは「個人開業医で」ということだというのである。

 それに対するEARL氏、宮澤氏は「ゴールポスト移動させ」たといって、「凡例」を出している。

 宮澤氏はまた「個人で」というのは「どこの組織にも属していない」ということだという。

 まとめる。

 EARL氏は、有本香氏が宮澤大輔氏を「日本で唯一、個人でコロナ論文を英語で執筆された」と紹介したツイートを見て、「阪大微生物研究所の宮坂先生の論文」のように日本で「個人でコロナ論文を英語で執筆された」という反例は簡単に見つかると思った。

 ところで宮澤大輔氏は、「日本で唯一、個人でコロナ論文を英語で執筆された」という「個人で」とは、「個人開業医で」、「どこの組織にも属していない」医師で、ということだと考えていた。

 EARL氏は、宮澤大輔氏がそういうのを聞いて、宮澤氏が「急に条件増やし」たとか、「ゴールポスト移動させ」たとか言った。

 しかし有本氏が「個人で」といったのは、はじめから宮澤大輔氏が言うように「個人開業医で」、「どこの組織にも属していない」医師で、という意味であったのではないか?

 たしかに、EARL氏が引用している「阪大微生物研究所の宮坂先生の論文」も、「個人でコロナ論文を英語で執筆」したものということはできるかもしれない。

 しかし有本氏が「個人開業医で」、「どこの組織にも属していない」医師で、という意味で「個人で」と書いたことは、正しくないとは言えないのではないか。

 宮澤氏が「急に条件増やし」たとか、「ゴールポスト移動させ」たのではなく、EARL氏が誤解していたのではないか。

知念実希人氏の反論

 次に知念実希人氏の反論をとりあげる。

 知念氏は、「日本で唯一」というのは「ほんの数分調べれば明らかに間違いだと分かること」だとEARL氏と同じようなことを言っている。

 そのことについては上で考えた。

 知念氏は、「新型コロナ診療もしていない眼科開業医を感染症の権威のように紹介して」いることによって、「日本の医師、科学者を貶める」ことにつながることを問題としている。

 ここでも知念氏が有本氏の紹介を読んで思い込んだことと、有本氏がその紹介を書く時に考えていたこととが、食い違っているようである。

 知念氏は有本氏が宮澤氏を過剰に持ち上げたと思い込んだ。

 しかし宮澤大輔氏について、「どこの組織にも属していない」「日本の個人開業医」でコロナの英文論文を出しているという意味で、「日本で唯一、個人でコロナ論文を英語で執筆された」と紹介することは、宮澤大輔氏を過剰に持ち上げることではないのでないか?

 さてその後で、知念氏は宮澤氏の論文をおとしめた。

 それに対して宮澤氏が知念氏に対して英分の論文を書いたことないのではないかと追及し、知念氏は「論文を書いたことはない」という、やりとりになった。

 そこで有本氏が話を引き戻して、知念氏に問い返している。

 たしかに知念氏が有本氏による宮澤大輔氏の紹介を「間違い」ときめつけたことは、科学によることではなく、「マウント」をとることではないか。

まとめ

 たしかに宮澤大輔医師を「日本で唯一、個人でコロナの論文を書かれた」と紹介することは、誤解を招くことであった。

 しかしそこでEARL氏、知念氏がその誤解にとびついて、そのことによって宮澤大輔医師の主張についての科学的な議論が行われなかったことは、無益なことでなかったか。

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