2022年1月12日、東京の感染者数が2198人と発表された。
それまで1000人前後の日が続いていたのに、突然2000人を超えた。
その発表を受けて手を洗う救急医Taka(木下喬弘)氏がツイートしたことが気になった。
手を洗う救急医Taka(木下喬弘)氏の気になる発言
気になったのは次のスレッド。
木下氏は、今日の東京都の感染者数のうち、「ワクチン接種してる人半分しかいない」ことを問題としている。
そして全人口の78%がワクチン2回接種済みという事実と考え合わせて、「接種者よりも非接種者の方が感染している割合が高い」という結論を出している。
気になるところ
全人口というところ
まず、全人口のワクチン2回接種済みの割合ではなく、東京都のワクチン2回接種済みの割合を考えなくてはならないのでは?
新規感染者の中のワクチン非接種者の割合
次に新規感染者の中のワクチン非接種者の割合が問題となる。
木下氏は引用しているNHKの記事で「全体の半数近い1071人がワクチンを2回、接種していました。」というところをもとにして、「ワクチン接種してる人半分しかいない」と言っているのであろうか。
東京都の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」の2022年1月12日の「最新のおしらせ」には次のように書いてある。
2022年1月12日 【新規陽性者のワクチン接種状況】2回接種1,071人、1回接種26人、接種なし474人、不明627人
東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 最新のおしらせ
新規感染者2198人のうち、半数近くの1071人が2回接種済みであるが、その他の半数以上が接種していないということではない。
非接種者は474人。
その他に不明とされる人が627人いる。
年齢層
今回の感染拡大では、若年層の感染者数が多いと言われている。
東京都の発表でも、20代が745人で最も多くなっている。(30代436人、40代302人、50代228人、10代201人と続く)
10代では201人、10歳未満では107人の感染者が出ている。
もともと接種に関しては年齢層によって区別してきている。
それぞれの年齢層によって分けて考えなくてはならないのではないか?
おわりに
私はワクチン2回接種済みの人が多く感染しているということが印象に残った。
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