フレッド・アステアの映画「ベル・オブ・ニューヨーク」

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ワシントン・スクエア フレッド・アステア
UnsplashShihab Chowdhuryが撮影した写真
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 「ベル・オブ・ニューヨーク」( “The Belle of New York” )は1952年に公開されたフレッド・アステア主演のミュージカル映画。

 ダンスのうまいヴェラ・エレンを相手役として、またソロでフレッド・アステアが踊るところをみることができる。

 監督はチャールズ・ウォルターズ。

 作曲ハリー・ウォーレン、作詞ジョニー・マーサー。


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「ベル・オブ・ニューヨーク」のあらすじ

 1910年代が舞台。

 フレッド・アステアは金持ちの家のプレイボーイの役。

 たまたま救世軍の女性(ヴェラ・エレン)に出会って惚れ込んで近づこうとするが、まじめに働くことをもとめられる。

フレッド・アステアの思い入れ

 フレッド・アステアはこの映画に対する強い思い入れを述べている。―「ヴェラ・エレンという良いダンサーを相手役として、最高のダンスナンバーができた。~「ベル・オブ・ニューヨーク」は私の好きな映画だ」

As my partner I had a girl who was a good dancer, Vera-Ellen. And some of the best dance numbers you could ever get. ~ The Bell of New York was one of my favorite films.

“MGM’s Greatest Musicals” p.366

M-G-M’s Greatest Musicals: The Arthur Freed Unit

 ヴェラ・エレンは当時傑出したダンサーであった。

 そのヴェラ・エレンを相手役として、フレッド・アステアはこの映画のダンスを作ったが、そのダンスは最高のものになったというのである。

「ベル・オブ・ニューヨーク」の楽曲

 作曲ハリー・ウォーレン、作詞ジョニー・マーサー。

“When I’m Out With the Belle of New York”

 町の男たちがヴェラ・エレンに歌いかける歌。

“Seeing’s Believing”

 フレッド・アステアはこの前の映画「恋愛準決勝戦」で重力に挑戦するダンスをやったが、「ベル・オブ・ニューヨーク」でも違うかたちで重力に挑戦するダンスをやっている。

“Baby Doll”

 キリストの教えを説くヴェラ・エレンを、フレッド・アステアが口説こうとするところがダンスで表現される。

“Oops!”

 街路を歩くヴェラ・エレンに、馬車からフレッド・アステアが声をかけて、馬車を使った二人のダンスとなる。

 「トップ・ハット」で馬車の御者に扮したフレッド・アステアがジンジャー・ロジャーズに語り掛けるところが思い出される。

“Naughty but Nice”

 ヴェラ・エレンが悪女の振りをして踊る。

 ドレスの色彩が鮮やか。

“I Wanna Be a Dancin’ Man”

 フレッド・アステアが舞台で一人で砂を撒いてその上で踊る。

 フレッド・アステアの重要なダンス。

 「トップ・ハット」での砂の上の踊りが思い出される。

季節に合わせたダンス

 カリヤー・アンド・アイヴズ( Currier and Ives)風の四季の背景、衣装でフレッド・アステアとヴェラ・エレンが踊るところが見どころ。

 秋の背景でヴェラ・エレンが歌うところから始まる。

 春は緑の背景の中、黄色が印象的な衣装でバドミントンからのダンスでブランコを使う。

 冬はアイススケートで踊る。

 夏は超絶技巧のタップダンス。

原作

 映画「ベル・オブ・ニューヨーク」は1897年のブロードウェイ・ミュージカル「ベル・オブ・ニューヨーク」をもとにしている。

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