「空中レヴュー時代」 フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズの初共演作

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フレッド・アステア
Paul BrennanによるPixabayからの画像
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 1933年に公開された映画「空中レヴュー時代」(原題は “Flying Down to Rio”)は、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズが初めて共演した映画である。

 この映画での二人の踊りは大変な人気になった。

 この映画によってフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズはスターになったのである。


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フレッド・アステアと「空中レビュー時代」

映画デビュー

 ブロードウェイのスターであったフレッド・アステアが映画に進出するにあたって初めに契約したのはRKOであった。

 RKOでフレッド・アステアが初めに出演した映画が「空中レヴュー時代」であった。

 ただし、フレッド・アステアは「空中レビュー時代」に出演する前に、MGMの映画「ダンシング・レディ」(”Dancing Lady”)に出演している。

フレッド・アステアの役

 フレッド・アステアは、映画「空中レヴュー時代」の主役ではない。

 最も大きく名前が出ているのはドロレス・デル・リオであって、2人の男優が続き、ジンジャー・ロジャーズは4番目、フレッド・アステアは5番目である。

 話は、ドロレス・デル・リオ演ずる女性が2人の男性から愛されて、どうするか、というものである。

 フレッド・アステアはその2人の男性のうちの1人の友人である。中心の話とあまり関係がない。

 その中心の話とあまり関係がないフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのダンスが人気になったことを考えると、いびつな構造になっているということもできる。

カリオカ

 この映画で人気になったのは、「カリオカ」(”The Carioca”)というヴィンセント・ユーマンス(Vincent Youmans)の楽曲でのフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのダンスである。

 「カリオカ」は、ラテン風の、多くの人を酔わせるような楽曲である。

 そこで若くて色気のあるジンジャー・ロジャーズとフレッド・アステアのダンスが魅力的なものになった。


Carioca (Flying Down to Rio)

 フレッド・アステアはその他にも、ドロレス・デル・リオとのダンス、一人でのダンスなどをやっている。

「空中レビュー」

 「空中レビュー時代」というのは奇妙なタイトルであるが、映画の終盤にそのタイトル通りの奇妙なことが行われる。

 複数の飛行機の上で多数の女性が並んで踊るのである。サーカスのようなこともやる。

 このころハリウッドでは大勢の人のダンスによって観客を驚かし、楽しませていた。この映画の「空中レビュー」はそのぶっ飛んだものということができる。

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