【映画】若大将シリーズ ~1960年代の日本の青春~

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 1961年に公開された映画「大学の若大将」をはじめとして次々と作られた「若大将」の映画は、1960年代の東宝を代表するものとなった。

 「若大将」シリーズでは、1960年代の大学生の明るく楽しい生活や恋愛が、リゾート地などを背景として描かれている。ビートルズなど、当時の流行の最先端がとりいれられている。(敬称略)


大学の若大将
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若大将シリーズの映画

PIRO4DによるPixabayからの画像

 「若大将」シリーズは、1961年に公開された映画「大学の若大将」から始まった。

 それから1971年に公開された映画「若大将対青大将」まで16本作られた。

 「歌う若大将」も入れると17本。―「歌う若大将」は日劇での「加山雄三ショー」。

 その後、1970年代中頃に草刈正雄主演で2本作られた。

 1981年には加山雄三主演で1本作られた。

大学の若大将

 第1作。

 1961年7月8日公開。

 題名の通り大学の話であるが、芦ノ湖も舞台になる。

 若大将は大学の水泳の選手。


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銀座の若大将

 1962年2月10日公開。

 前作同様大学生の話であるが、題名の通り銀座も舞台になる。

 この映画で若大将がやるのは拳闘。


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日本一の若大将

 1962年7月14日公開。

 若大将は大学のマラソンの選手。


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ハワイの若大将

 1963年8月11日公開。

 題名の通りハワイが舞台。


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海の若大将

 1965年8月8日公開。

 若大将は大学の水泳の選手。

 映画の中ほどで八丈島に行こうとして遭難する。


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エレキの若大将

 1965年12月19日公開。

 若大将は大学のアメリカンフットボールの選手。

 エレキ合戦に出場する。


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アルプスの若大将

 1965年5月28日公開。

 題名の通りアルプスから始まる。

 若大将は大学のスキーの選手。


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歌う若大将

 1966年9月10日公開。

 日劇での「加山雄三ショー」。


歌う若大将

レッツゴー!若大将

 1967年1月1日公開。

 若大将は大学のサッカーの選手。


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南太平洋の若大将

 1968年7月1日公開。

 ハワイから始まる。

 若大将は大学の柔道の選手。


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ゴー!ゴー!若大将

 1967年12月31日公開。

 若大将は大学の駅伝の選手。

 カーレースも。


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リオの若大将

 1968年7月13日公開。

 題名の通りブラジルが舞台になる。

 若大将は大学のフェンシングの選手。


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フレッシュマン若大将

 1969年1月1日公開。

 若大将が就職する。

 ヒロインは酒井和歌子。


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ニュージーランドの若大将

 1969年7月12日公開。

 オーストラリアで始まって、日本に帰ってきて、ニュージーランドに行く。

 若大将は会社員で、ヒロインは酒井和歌子。


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ブラボー!若大将

 1970年1月1日公開。

 若大将は会社員で、ヒロインは酒井和歌子。

 大学の後輩(大矢茂)が登場。


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俺の空だぜ!若大将

 1970年8月14日公開。

 若大将の指導を受けて後輩(大矢茂)がスカイダイビング。


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若大将対青大将

 1971年1月9日公開。

 青大将が大学を卒業して就職。

 若大将は加山雄三から大矢茂へ。

 オートバイ。


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がんばれ!若大将

 1975年7月12日公開。

 草刈正雄主演。

 アメリカンフットボール。


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激突!若大将

 1976年5月29日公開。

 草刈正雄主演。

 アイスホッケー。


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帰ってきた若大将

 1981年2月11日公開。

 加山雄三主演。


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「若大将」シリーズの特徴

キャンパス

 主人公の田沼雄一(加山雄三)は大学生である。

 主人公の家はすきやき屋「田能久」をやっている。祖母(飯田蝶子)、父(有島一郎)、妹(中真千子)がいる。

 主人公は大学でスポーツをやっている。優秀な選手である。

 大学には主人公と対立する青大将(田中邦衛)がいる。

 主人公は、働く女性澄子(星由里子)と出会う。

 田沼雄一と澄子は、互いに好意を持つが、思いはすれ違う。どうなるか? という話である。

 「若大将」シリーズのそれぞれの話は連続していない。

 話によって、主人公が大学でやるスポーツ、澄子(節子)との関係、青大将との関係、その他の人間関係が違う。舞台も違う。

 主人公の田沼雄一はそれぞれの話において初めてヒロインの澄子(節子)と出会うのである。

 ただし連続しているところもある。


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配役

 「若大将」シリーズは、配役がいいと言われている。

 第一に主役の若大将。加山雄三に合わせて作られたと言われているように、その育ちの良さとか、正義感とか、スポーツの技量とか、音楽の才能とか、個性が生かされている。

 若大将と対立する青大将役の田中邦衛のコミカルな演技はこのシリーズの見どころである。田中邦衛の幅広い芸歴の中でコミカルな演技の代表的なものである。若大将や澄子とのやりとりも面白い。

 ヒロインの星由里子は、髪型も服装も60年代の明るい都会的な女性を代表しているようである。(星由里子はその後に東映の任侠映画のヒロインも演じているが、対照的)


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 若大将の家族も印象的である。

 孫の若大将に優しい、感じのいいおばあさん(飯田蝶子)

 息子の若大将に対して厳しいがコミカルでもある父親(有島一郎)

 可愛い妹(中真千子)

 若大将の大学のマネージャー江口(江原達怡)のわがままだが憎めない感じ。

 その他にもそれぞれの作品に出て来る人がいる。

恋愛

 「若大将」シリーズは、恋愛が中心にある。

 若大将は澄子と出会って、互いに好意を持つが、すれ違ってうまくいかない、という話が映画の中心にある。

 「若大将」シリーズの恋愛は、深入りしない。

 脚本家の田波靖男によると、5作目の「海の若大将」でベッド・シーンを入れようとしたが、プロデューサーの藤本真澄が反対したので、「若大将と澄ちゃんの仲はプラトニックな恋に戻った」という。(「映画が夢を語れたとき」、101~104頁)

 その時に藤本真澄は次のように言ったという。

これはシンキくさい文芸作品じゃないんだ。スカッといかなきゃ。若大将にはハートの悩みがあってもよいが、下半身の悩みはいらん

「映画が夢を語れたとき」、102頁

映画が夢を語れたとき―みんな「若大将」だった。「クレージー」だった。

親子

 「若大将」シリーズでは、もう一つ、親子の対立が描かれている。

 若大将はいつも誤解によって父親から勘当される、という話になっている。

 親子の対立、世代の対立が描かれているのであるが、コミカルに描かれているのでもある。

海外ロケ

 「若大将」シリーズでは「ハワイの若大将」以降、海外ロケが多い。


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 プロデューサーの藤本真澄に次のような考えがあったと脚本の田波靖男は語っている。

第三作『日本一の若大将』のヒットに自信を深めた藤本は『ハワイの若大将』をB級の娯楽映画から、ハワイ・ロケを行うことにより、A級の娯楽大作にしようともくろんでいた。

「映画が夢を語れたとき」、広美、1997年、79頁

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黒澤明監督の「赤ひげ」

 「若大将」シリーズは、4作目の「ハワイの若大将」と5作目の「海の若大将」の間が空いている。1964年に一本も公開されていない。

 1965年に公開された黒澤明監督の映画「赤ひげ」で加山雄三が重要な役を演ずることになって、そのために「若大将」シリーズはできなくなったのである。


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社会人編

 1969年の「フレッシュマン若大将」で主人公田沼雄一は社会人になっている。


フレッシュマン若大将

 主人公を演じた加山雄三の年齢が30を超えて大学生の役ができなくなったことによるという。

 ヒロインも酒井和歌子にかわっている。


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1970年代中頃

 「若大将」シリーズは、1971年の「若大将対青大将」で一度途切れている。

 ところが1970年代中頃にまた人気になったと言われている。

 「ムービーマガジン」1976年6号にも「「若大将シリーズ」の五本立オールナイトが、若い観客で満員だという」とある。(同、30頁)

 草刈正雄主演の「若大将」シリーズは、それゆえに作られたようである。

 がんばれ! 若大将。


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 激突! 若大将。


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「若大将」シリーズに近い作品

 「若大将」シリーズの間に、加山雄三主演で「若大将」シリーズに近い作品が作られている。

お嫁においで

 1966年に公開された映画「お嫁においで」は、加山雄三主演で、加山雄三作曲の「お嫁においで」という楽曲をもとにした作品である。ヒロインは「海の若大将」に登場した沢井桂子。


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兄貴の恋人

 1968年に公開された映画「兄貴の恋人」は、加山雄三主演で、ヒロインは「フレッシュマン若大将」と同じ酒井和歌子。この作品では「若大将」シリーズに出ていない内藤洋子が重要な役になっている。


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「若大将」シリーズと「若者文化」

Photo by Mick Haupt on Unsplash

 「若大将」シリーズには、第二次世界大戦後の「若者文化」がとりいれられているということができる。

 「若者文化」とは、1950年代のアメリカで、ジェームズ・ディーンの映画、エルヴィス・プレスリーの音楽など、若者を代表するものとして出てきたものである。

 日本でも1950年代中頃に、石原慎太郎の小説、石原裕次郎の映画などが出てきた。

 「若大将」シリーズは、1960年代に「若者文化」をとりいれたものとして作られていたということができる。

親との対立

 まず形式からいうと、「若大将」シリーズでは毎回、大学生の主人公田沼雄一(加山雄三)と父親(有島一郎)の対立が描かれている。主人公はいつも父親に勘当されている。

 脚本を担当した田波靖男によると、「世代間の対立」はプロデューサーの藤本真澄が提案したことであった。

藤本が提起した、世代間の葛藤というテーマは、若大将シリーズを通して、ドラマを生み出す起爆力となった。

「映画が夢を語れたとき」、18頁

 このように親子の対立、「世代間の対立」を描くことは、「若者文化」に共通することである。

批判

 ただし「若大将」シリーズで描かれている「対立」は、「若者文化」としては弱いと批判されることもある。

・もともと「若大将」シリーズはコミカルな作品であるから、そこで描かれる「対立」はそれほど深刻なものではない。

・はじめから、おばあちゃんが「自分の息子より、孫の方をひいきにしていて、若大将が親父と対立すると、いつでも味方をしてくれる」というように考えられていた。(「映画が夢を語れたとき」、18頁)

 脚本を担当した田波靖男は「若大将」の「絵に描いたように立派な人物像のゆえに、そのキャラクターは体制派が期待する、模範青年だったと揶揄する向きもあった」と語っている。(「映画が夢を語れたとき」、100頁)

 1965年正月に中教審が発表した「期待される人間像」と関係づけて批判されたともいう。

 田波靖男は「ムービーマガジン」1976年6号では次のように言っている。

当時(今でもそうだが)批評家連中の好みの青年像は、ジェームス・ディーンや石原裕次郎に代表される反抗する若者であった。だから若大将のようなキャラクターは、青春映画の主人公としては、古くさく、むしろ反主流派だったのである。

「ムービーマガジン」1976年6号、30~31頁

 若大将は、「ジェームス・ディーンや石原裕次郎に代表される反抗する若者」と比較されて、批判されたというのである。

二つの類型

 青春ものの二つの類型を考えることができる。

 一つは、「ジェームス・ディーンや石原裕次郎に代表される反抗する若者」である。

 もう一つは、「若大将」のように、反抗を深刻にしない若者である。

 前者は1950年代に流行し、後者は1960年代に流行した。

 そのことはそれぞれの時代を現わしているかもしれない。

楽しむ若者

 「若大将」シリーズは、生活を楽しむ若者を描いている。

 主人公の若大将は音楽を楽しみ、スポーツを楽しみ、恋愛を楽しみ、家族関係を楽しんでいる。

加山雄三の個性

 「若大将」シリーズは、主人公の加山雄三に合わせて作られていた。

 プロデューサーの藤本真澄は脚本家の笠原良三と田波靖男に「加山の魅力を充分売り出せるような映画にしたいんだ」と言って、「今日は加山を呼んであるから、彼の話を聞いて、人物のイメージをつかんでくれ」と言ったという。(「映画が夢を語れたとき」、14~16頁)

 それゆえに、「若大将」シリーズの中にとりいれられた「若者文化」は、加山雄三という人物の個性によるところが大きいのである。

性格

 「若大将」シリーズの脚本を担当した田波靖男は、「若大将」シリーズの主人公田沼雄一の性格について次のように語っている。

青年らしい正義感、育ちのよい坊ちゃん気質、人の好い純情さ、スポーツマンライクなひたむきさ、自らの唄に酔うナルシズム、そして茶目っ気のある謀反気などが、主人公のかかえている性格として、彼の劇中における価値観や行動原理を支えることになった

「ムービーマガジン」1976年6号、30頁

 このような主人公の性格は、加山雄三をもとにして作られたものである。

 そしてそのことによって「ジェームス・ディーンや石原裕次郎に代表される反抗する若者」とは異なる「若者」像になったのである。

音楽

 「若大将」シリーズの主人公は、加山雄三をもとにして、ギターを弾いて歌を歌うものとされた。そしてそういうかたちで「若者文化」がとりいれられた。

 「エレキの若大将」では、ビートルズが流行している時に行われたエレキ合戦が描かれている。

 ところで加山雄三は、自ら歌を作る人でもあった。

 加山雄三は「若大将の履歴書」において、「僕が音楽面で影響を受けたのはエルビス・プレスリー、ベンチャーズ、ビートルズ」と語っている。(「若大将の履歴書」、116頁)
 そういう「若者文化」の影響を受けて歌を作る人であった。


若大将の履歴書

 そういう加山雄三(弾厚作)の作曲した楽曲が、「ハワイの若大将」から「若大将」シリーズにとりいれられた。そしてその歌が大変に売れた。

 「若大将の履歴書」では、それまで「新人歌手は専属作家の作品を歌うことになっていた」が、「僕が自作自演の歌手としてレコードデビューし、成功したことは、歌謡界の慣習を打ち破るきっかけになったともいわれる」と語っている。(「若大将の履歴書」、101頁)


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文化功労章

 令和三年、加山雄三は文化功労者に選ばれた。

歴史

1930年代

 若大将シリーズは、1930年代の若旦那ものを時代に合うようにするという考えから始まっている。

 1933年の「大学の若旦那」。


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 1930年代の松竹の都会風コメディである。

1980年代

Photo by Clint Adair on Unsplash

 「若大将」シリーズはその後の時代に影響を与えている。

私をスキーに連れてって

 1987年に公開された映画「私をスキーに連れてって」は1980年代を代表する作品であるが、「若大将」シリーズに影響を受けている。特に「アルプスの若大将」の影響を受けているようである。

 そのことは、「私をスキーに連れてって」のオーディオコメンタリーでも言われている。

 「私をスキーに連れてって」の馬場康夫監督は「若大将」シリーズのオーディオコメンタリーで「若大将」シリーズに対する思い入れを語っている。


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共通するところ

 スキー場のようなリゾート地での若者の恋愛を軽く明るく描くところは共通している。

 いずれも、明るく楽しい生活を描いている。

 そういうことでは、「私をスキーに連れてって」の後に出来た「トレンディドラマ」もその系統にあるということができるかもしれない。

異なるところ

 「私をスキーに連れてって」の主人公の性格は、「若大将」シリーズの主人公の性格と違う。

・「若大将」シリーズの主人公には、抜けたところもあるが、「理想的なヒーロー」であり、「スーパーマン」である。―正義感があって、その正義感によって人を助けることができるだけの腕力を持っている。女性にもてている。スポーツの能力は抜群、音楽の才能も抜群である。

・「私をスキーに連れてって」の主人公は、スキーの腕は優れているが、仕事は必ずしもうまくいっておらず、女性にもててもいない。

 このように主人公の性格が違うことは、それぞれの時代の違いを現わすことと思われる。

 また、「若大将」シリーズのオーディオコメンタリーで言われているように、後の時代では青大将の方がもてるのではないか、ということも、両者の違いをあらわすことと思われる。

時代

 「私をスキーに連れてって」の脚本を担当した一色伸幸は、「私をスキーに連れてって」はその前の世代へのアンチテーゼとして作られたと語っている。

 「私をスキーに連れてって」の前には、「キレ」る「青春ドラマ」があった。「私をスキーに連れてって」の「いつも楽しんでいる」青春は、それに対するアンチテーゼであった。

 私の考えでは、1970年前後に「団塊の世代」の文化があった。「私をスキーに連れてって」に代表される1980年代の文化はそれに対するアンチテーゼであった。そしてそれは1960年代の「若大将」シリーズに影響を受けたものであった。

 1970年前後の「団塊の世代」の文化の前に、それと異なる「若大将」シリーズのような文化があったのである。

 1960年代の「若大将」シリーズもまた、田波靖男が言うように、1950年代の「若者文化」と対立するものとして批判されていた。

訃報

2021年

 2021年春に「若大将」シリーズ出演者の訃報が相次いだ。

田中邦衛

 2021年4月2日、「若大将」シリーズで青大将を演じた田中邦衛さんが亡くなった。88歳であった。

 加山雄三さんはオフィシャルサイトにそのことについてのコメントを出している。

 その中に「不思議なことに、2 日前若大将の DVD で邦さんの姿を見たばかりだったんだよ。」という言葉があって、田中邦衛さんに対する加山雄三さんの想いを知るとともに、私が「若大将」シリーズをDVDで観たのと同じ時に加山雄三さんが「若大将」シリーズをDVDで観ていたことを知って、ほっこりした。

江原達怡

 2021年5月1日、「若大将」シリーズでマネージャー江口を演じてきた江原達怡さんが亡くなった。84歳であった。

寺内タケシ

 2021年6月18日、「エレキの若大将」に出演していた寺内タケシさんが亡くなった。82歳であった。

 加山雄三さんのメッセージ。

 加山さんが言うように「また一人、若大将の仲間が亡くなってしまった。

それ以前

飯田蝶子

 主人公の祖母を演じた飯田蝶子さんは1972年12月26日に75歳で亡くなった。戦前の小津安二郎監督作品などで重要な役を演じた俳優であった。

有島一郎

 主人公の父田沼久太郎を演じた有島一郎さんは1987年7月20日に71歳で亡くなった。

星由里子

 ヒロインの澄子を演じた星由里子さんは2018年5月16日74歳で亡くなった。


ハワイの若大将

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