映画「やさしく愛して」―エルヴィス・プレスリーの映画デビュー作

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エルヴィス・プレスリー
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 1956年に公開された映画「やさしく愛して」(原題は “Love Me Tender” )は、エルヴィス・プレスリーの映画デビュー作。

 エルヴィス・プレスリーは1956年1月に発売したシングル「ハートブレイク・ホテル」が大ヒットして有名になっていた。

 タイトルの「やさしく愛して」( “Love Me Tender” )は、エルヴィス・プレスリーが劇中で歌う楽曲から来ている。


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映画「やさしく愛して」のあらすじ

 南北戦争が終わるところから話は始まる。

 南軍で戦っていた三人の兄弟は、南北戦争が終わって、母と末の弟の待つ家に帰ってきた。

 長兄は家の近くに住む女性と結婚するつもりであった。

 ところがその女性は、愛する男性が戦死したと聞いて、末の弟(エルヴィス・プレスリー)と結婚していた。

 長兄は自分の気持ちを隠して立ち去ろうとする。

 そこに連邦政府から派遣された者が現れて、長兄たちが南北戦争の時に北軍から奪った金のことを追及する、という話になる。

 女性をめぐる兄弟の話と、連邦政府の追及にどう対処するかという話が絡み合っていく。

映画「やさしく愛して」におけるエルヴィス・プレスリー

 映画「やさしく愛して」はエルヴィス・プレスリーのデビュー作であるが、エルヴィス・プレスリーの映画というより、西部劇の中にエルヴィス・プレスリーが入っているという感じ。

 映画の主人公は、エルヴィスの演ずる末の弟ではなくて、長兄。(リチャード・イーガンが演じている)

 長兄が悲劇的な運命に対して、苦しみつつも理性的に対処していこうとするところを中心に描いている。

 それに対してエルヴィスの演ずる末の弟は、映画の終盤まで、周りで起こっていることを知らずに突き進んでいる。

 初めて出て来るのも映画が始まってから20分くらいたってからである。

 主人公として活躍することはない。

 それでもエルヴィス・プレスリーは熱演している。

 ポスターの絵ではエルヴィス・プレスリーが最も大きくなっている↓


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映画「やさしく愛して」の楽曲

 映画「やさしく愛して」の見どころはエルヴィス・プレスリーが歌うところ。

「やさしく愛して」( “Love Me Tender” )

 特に映画のタイトルにもなっている楽曲「やさしく愛して」( “Love Me Tender” )は大ヒットして、スタンダードとなった。(映画より前に大ヒットしていた)

 映画の中では、夜、家族の前でエルヴィスが弾き語りする。そして映画の終わりにもエルヴィスが弾き語りしている。

 「やさしく愛して」は、南北戦争中の1861年に発売された楽曲「オーラ・リー」(原題は “Aura Lee” )をもとにしてエルヴィス等が作り替えたもの。

“We’re Gonna Move”

 夜、家族の前でエルヴィスが「やさしく愛して」を歌う前に歌うのが “We’re Gonna Move”

 軽快な楽曲にあわせたエルヴィスの下半身の動き。

“Let Me” “Poor Boy”

 学校の屋外のステージでエルヴィスが2曲続けて弾き語り。

 ステージの前に若い女性が集まっていて、エルヴィスが下半身を動かすたびに声を上げる。


監獄ロック&やさしく愛して

その他

 映画「やさしく愛して」は白黒映画である。

 20世紀フォックスのシネマスコープという横に長い画面になっている。(シネマスコープが初めて導入されたのは1956年の「やさしく愛して」の3年前の1953年の映画「聖衣」)

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