【映画】「青春一座」 ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランド

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ジュディ・ガーランド
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 1939年に公開された映画「青春一座」(原題は “Babes in Arms” )は、ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドが主役のミュージカル映画。

 若者たちが、逆境を跳ね返して自分たちでショーを行おうとするという話。

 その年に大ヒットした。

 映画「雨に唄えば」などのプロデューサー、アーサー・フリードが初めて単独でプロデュースした作品としても重要。


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「青春一座」のストーリー

 主人公ミッキー(ミッキー・ルーニー)はまわりの子どもと自分たちでショービジネスを始めていた。パッツィー(ジュディ・ガーランド)に自分の作った歌を歌わせて金を稼いだりしていた。

 ところがミッキーの両親のヴォードヴィル芸は、映画の流行によって、稼げなくなっていた。

 ミッキーたちもショービジネスから引き離されて、ワークスクールに入れられようとしていた。

 そこでミッキーたちは自分たちでショーをやろうと考えた。

 子どもが自分たちで一人前の仕事をやってみせようという話である。

 その間に恋愛とか三角関係とかもある。―ミッキーとパッツィーは、はじめから親しい間柄であるが、そこにもう一人女性が入ってくる。

 そういう話が1939年風に描かれている。

「青春一座」のみどころ

「ブロードウェイ・メロディー」 、「ハリウッド・レビュー」

 この映画では、主人公の父親のヴォードヴィル芸は、映画の流行のためにかせげなくなったということになっている。

 その時に流行していた映画として、1929年の映画「ブロードウェイ・メロディー」で「ブロードウェイ・メロディー」を歌うところ、同じ年の映画「ハリウッド・レビュー」で「雨に唄えば」を歌うところが出て来る。

 「ブロードウェイ・メロディー」も「雨に唄えば」も、この映画のプロデューサー、アーサー・フリードが作詞、ナシオ・ハーブ・ブラウンが作曲したものである。

 アーサー・フリードの楽曲によって、この映画の主人公の父親はヴォードヴィル芸で稼げなくなったということになっているのである。

 アーサー・フリードはそれだけ歴史的な仕事をしてきたということもできる。

 この映画は、映画がサイレントからトーキーに変わる時をとりあげているが、後の映画「雨に唄えば」もそうであった。

「グッドモーニング」

 この映画には「グッドモーニング」という歌が出て来る。

 映画「雨に唄えば」にも出て来る歌である。―「雨に唄えば」の主役3人が夜更かししていたことに気づいて歌いだす歌である。


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 「グッドモーニング」は、アーサー・フリードが作詞、ナシオ・ハーブ・ブラウンが作曲した楽曲で、この映画で出て来たのである。

 ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドの歌もたのしい感じ。

クラーク・ゲイブルとライオネル・バリモアのものまね

 ミッキー・ルーニーは歌でも踊り芝居でも芸達者な人であるが、演技指導をする場面で、クラーク・ゲイブルとライオネル・バリモアをかわるがわるものまねしているところは、見もの。

群舞

 この映画では多くの人の踊りを見せるところに力が入っている。

 監督を務めたバズビー・バークリーによるようである。

ロジャーズとロレンツ・ハート

 この映画は、リチャード・ロジャーズとロレンツ・ハートによるブロードウェイ・ミュージカル “Babes in Arms” (1937年)をもとにしている。

 ただし映画化するにあたって多くの改変が行われている。もとの歌は2曲しか使われていない。

 後にロジャーズとハートの伝記映画「ワーズ&ミュージック」(1948年)で、この映画で使われなかった楽曲が使われている。


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 「ワーズ&ミュージック」で、ジュディ・ガーランドとミッキー・ルーニーの2人で “I Wish I Were in Love Again” を歌っていることにはそういう意味があるのである。

 その他に、 “Johnny One Note” をジュディ・ガーランドが1人で歌っている。

DVD

 英語版。


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