アフリカのオミクロン株の感染のピークアウトとワクチン

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 2022年1月半ば、アフリカの新型コロナウイルスの感染がピークを越えたという。

 もともと「オミクロン株」は、2021年11月末に南アフリカの保健当局が発見したと発表したものであった。

 その後に感染が拡大したが、1月半ばには収まってきているというのである。

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感染は「横ばいに転じた」

 1月13日のWHOの発表をNHKは次のようにまとめている。

新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株によって感染の拡大が続いてきたアフリカの状況について、WHO=世界保健機関は「新規感染者の数は横ばいに転じた」としたうえで、感染拡大の波はこれまでで最も短い期間で収束に向かうとの見通しを示しました。

NHK オミクロン株で拡大のアフリカ感染者数「横ばいに転じた」WHO

 「オミクロン株」を初めに発見したと発表した南アフリカも、1日あたりの感染者数が12月17日に過去最多の2万3473人を記録した後、減少を続けて、1月16日には2659人になっている。

 ただしアフリカでもモロッコ、チュニジアなどは増加傾向にあるという。

追記

 南アフリカの感染者数は2021年12月半ば以降、減少を続けているようである。

 死者数はそれより遅れて1月前半に跳ね上がって、減少しているように見えた後、また増加して2月中頃に跳ね上がったが、3月上旬には減少している。

アフリカでのワクチン接種

 アフリカではワクチン接種が遅れていると言われている。

 2022年1月12日にWHOのテドロス事務局長はアフリカのワクチン接種が遅れていることを問題としている。

テドロス事務局長は記者会見で、人口の40%にワクチンを接種する目標は90カ国以上で達成されていないほか、アフリカでは人口の85%以上がまだ1回目の接種も済ませていないと指摘。「世界で多くの人が接種を受けることができていない中、新型コロナの拡散を許してはならない」と述べた。

REUTERS オミクロン株、重症化リスク低い 未接種者には危険=WHO

 ところでワクチン接種が遅れているアフリカで、上に引用したように、感染拡大が収まってきているとすると、ワクチン接種が遅れていても感染は収まるということになる。

 南アフリカでは2022年1月16日現在、ワクチン接種完了は27.3%、完了していないものも含めると32.43%になっている。(オックスフォード大学「Our World in Data」)

 その南アフリカで感染が収まっているとすると、ワクチン接種が30%前後でも、感染は収まるということになる。

 テドロス氏も、オミクロン株について、「デルタ株と比べて重篤度が低い」が、「ワクチン未接種者は重症化する恐れがあると警告した。」というように、ワクチンの役割は重症化を抑えることにあると考えているようである。

 しかしまた「感染して入院している人の大部分はワクチン未接種者となっている」というように、ワクチンを接種することによって感染をおさえることができるとも考えているようである。

 テレ朝の記事によると、現地保健当局は「国民の60〜80%が新型コロナの感染をすでに経験しているとみられ、多くの国民が何らかの免疫を獲得している」と語っているという。

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