2020年5月25日、米国ミネソタ州ミネアポリスで、ジョージ・フロイドという黒人男性が、偽札を使用したという疑いで逮捕される間に白人警官によって首を膝でおさえつけられて、死亡した。
その動画が伝えられて、多くの人の見るところとなった。それに対して抗議運動が起こった。抗議運動はアメリカ各地で起こったのみならず、ヨーロッパでも、オーストラリアでも起こった。日本でも起こったという。
このことについて、様々な角度から論ずることができるが、ここでは香港の抗議運動との関係について論じてみよう。
香港の国家安全法
この運動は、あれよあれよという間に大きくなっていった。それをみて、私は、香港の抗議運動にとって好ましくないことではないかと思った。
香港の抗議運動は、どういう状況にあったか?
国家安全法という問題に直面していた。
中華人民共和国の2020年の全国人民代表大会は、新型コロナウイルスの影響で、5月22日から始まった。
そこで中華人民共和国は香港版国家安全法を採択した。
香港の民主派は、これによって、香港の自由は奪われるとして抗議した。
アメリカの抗議運動の効果
アメリカの抗議運