「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映されていた時のアニメ雑誌の投稿欄について

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集まる手紙 きまぐれオレンジ☆ロード
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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 「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映された時のアニメ雑誌の投稿欄についてしらべてみた。

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問題

 なぜしらべたのか?

 「きまぐれオレンジ☆ロード」のファンの間で奇妙なことがあると思ったからである。

 漫画とその漫画を原作としたアニメが離れたものになった場合に、原作ファンとアニメファンとが対立することはよくあることである。

 「きまぐれオレンジ☆ロード」で奇妙なことは、

・原作ファンでアニメ版に対して不満な人は多くいる。

・ところがアニメファンの間で、そういう原作ファンの不満がなかったかのように、アニメ版を原作の上に置く言説ができていることである。

 どうしてそういうことになったのか?

 そこで、TVシリーズが放映された時の「アニメージュ」の投稿欄をしらべることになったのである。

 TVシリーズが放映された時にはどういう対立があったのか?

 「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映された時には、匿名掲示板も、まとめサイトも、SNSもなかった。

 作品に対する評価の対立はアニメ雑誌の投稿欄などでなされていた。

 その時には正面から対立していたのが、その後に変わったのか?

 それともその時に何かあったのか?

しらべた結果

 しらべた結果は次の通り。

 「アニメージュ」の投稿欄↓

 「アニメディア」の投稿欄↓

 投稿欄に掲載する投稿は、選者が選んだものである。

 その後にできた匿名掲示板とか、まとめサイトのコメント欄とか、SNSとかでは、各人の意見の多くがそのまま掲載される。

 それに対してアニメ雑誌の投稿欄の選者は、多くの投稿から、少しを選ばなくてはならない。

 そして選ぶときには雑誌の意図に合うようにする。

 そのことは責められることではない。

 しかしそのことによって実態がわかりにくくなることがあるのではないか?

 上で取り上げた「きまぐれオレンジ☆ロード」の投稿の扱いにも実態をわかりにくくするところがあるのではないか? と思うのである。

 「きまぐれオレンジ☆ロード」の前の、そして同時期の「めぞん一刻」では、原作ファンとアニメファンとの対立が盛大に取り上げられていた。

 「聖闘士星矢」などでもその問題は取り上げられていた。

 ところが「きまぐれオレンジ☆ロード」ではその問題はほとんど取り上げられなかった。

 問題がなかったからではなくて、問題があったにもかかわらずわざと取り上げなかったと思われる。

 何故に取り上げなかったのかは、よくわからない。

 いずれにせよ、原作ファンがアニメ版を批判する声はほとんど載せられなかった。それに対してアニメ版は原作をうまくアニメ化したという声は載せられた。特に「アニメージュ」ではアニメ版を持ち上げる投稿を多く載せていた。

 原作をよく知らずに、そういう「アニメージュ」ばかり読んでいる人は、「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズは「めぞん一刻」と比べて原作をうまくアニメ化した作品であって、原作ファンから批判されていないと思うであろう。

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