映画「ボブ&キャロル&テッド&アリス」 ヒッピー文化を扱った恋愛喜劇

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アメリカン・ニューシネマ
Photo by Stephen Leonardi on Unsplash
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 映画「ボブ&キャロル&テッド&アリス」(原題は “BOB & CAROL & TED & ALICE” )は1969年に公開された映画。

 それまで建前を重んじていた夫婦が、本音を重んずる思想を取り入れたことによって起こる珍事を描く。


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 音楽はクインシー・ジョーンズ。


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映画「ボブ&キャロル&テッド&アリス」のあらすじ

 ドキュメンタリー・フィルム作家のボブ(ロバート・カルプ)は妻のキャロル(ナタリー・ウッド)とともにある週末、山奥の施設の取材に行った。

 そこでは、暴力は禁止され、互いに自分の気持ちを正直に相手に伝えることを尊重することが教えられていた。

 ボブとキャロルはその教えに感動して、家に帰った。

 夫婦の片方が浮気をしても、そのことを正直に言って、相手もそのことを理解するようになった。

 その夫婦と親しいテッド(エドマンド・グールド)とアリス(ダイアン・キャノン)の夫婦はそういう教えを受け入れた人ではなかった。

 ところがボブとキャロルが新たな思想をもって接してくる…。

山奥の施設

 はじめに夫婦が訪れる山奥の施設は、1960年代に流行したエサレン研究所(Esalen Institute)をもとにしているようである。

 都会から離れた施設で、それまでの都会生活とは異なる生活様式を知るということは、同じ時代のピーター・フォンダ主演作品と共通している。

「白昼の幻想」

 「白昼の幻想」(”The Trip”、1967年)でピーター・フォンダの演ずる主人公が「白昼の幻想」をみるところ。

 薬が出て来ることも「ボブ&キャロル&テッド&アリス」と似ている。


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「イージー・ライダー」

 「イージー・ライダー」(”Easy Rider”、1969年)では、都会から離れたところにつくられていた共同体が描かれている。

 薬だけでなく、男女が裸でいること(いつもではない)も「ボブ&キャロル&テッド&アリス」と似ている。


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新たな思想とそれまでの思想

 登場人物が、自分の気持ちを正直に相手に伝えることを重んずる思想を実行しているところは、映画としてみていて面白い。

 その新たな思想と、それまでの思想との対立が生ずる。

 ボブとキャロルがその新たな思想を受け入れても、まわりの人は受け入れておらず、笑ったり、反発したりする。

 その新たな思想を受け入れた人の中でも、反対の感情が生ずることがある。

 観客の中でも、その新たな思想とそれまでの思想との対立はある。

映画「ボブ&キャロル&テッド&アリス」のDVD

 映画「ボブ&キャロル&テッド&アリス」はDVD化されている。


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