【映画】「踊るブロードウェイ」 1936年の「ブロードウェイ・メロディー」

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ミュージカル映画
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 映画「踊るブロードウェイ」の原題は “Broadway melody of 1936” ―1936年の「ブロードウェイ・メロディー」ということである。

 1929年に公開された映画「ブロードウェイ・メロディー」の1936年版である。

 1936年版は1929年版と比べて、豪華な夢のような作品になっている。


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「踊るブロードウェイ」のあらすじ

 ニューヨークのプロデューサー、ボブ・ゴードン(ロバート・テイラー)のところに、アイリーン・フォスター(エレノア・パウエル)という若い女性が訪ねてきた。

 2人は田舎で高校の時に同級生であった。アイリーンはニューヨークでショービジネスで成功することを夢見て出てきた。そのためにボブのところに来たのである。2人は互いに恋愛感情を持ってもいた。

 しかしボブはアイリーンに田舎へ帰ることを勧めた。

 ボブは一方で「ブロードウェイ・リズム」というショーを企画していたが、女優が見つからず、困っていた。

 ボブはどうするのか? アイリーンはどうするのか?

1936年の「ブロードウェイ・メロディー」

 「踊るブロードウェイ」は1936年の「ブロードウェイ・メロディー」である。(公開は1935年。日本公開は1936年)

 1929年にアカデミー賞(作品賞)を受賞した「ブロードウェイ・メロディー」の1936年版である。

 話がつながっているわけではない。登場人物も全く違う。


ブロードウェイ・メロディー (字幕版)

 ワーナーブラザーズの「ゴールド・ディガース」シリーズに影響を受けたと言われている。

「踊るブロードウェイ」の楽曲

 1936年の「ブロードウェイ・メロディー」でも、1929年の「ブロードウェイ・メロディー」の主題歌「ブロードウェイ・メロディー」が使われている。

 その他にも、1929年の「ブロードウェイ・メロディー」と同じように、アーサー・フリード作詞、ナシオ・ハーブ・ブラウン作曲の楽曲が使われている。

 今作では、「ブロードウェイ・リズム」という楽曲の名を冠したミュージカルの企画が始めから話の中心となっていて、最後にその完成したものを見せる、というかたちになっている。


Broadway Rhythm from “Broadway Melody Of 1936”

豪華な夢

 映画「踊るブロードウェイ」は、1929年の「ブロードウェイ・メロディー」と同じように、華やかな舞台と、その舞台の裏のことと、両面を描いた作品である。

 しかしそれぞれ力をかけるところが違う。

 前作は、その舞台の裏の暗いところを描くことに力をかけていた。

 今作は、舞台の裏を描くところでもそれほど暗くならず、むしろ夢を華やかに描くことに力をかけている。

 ロバート・テイラーをはじめとする美男美女が出て来て、NYのビルの上でのパーティで歌に乗って踊りながら、魔法のように床からピアノを出したりしていく、などということをやっている。


I’ve Got A Feelin’ You’re Foolin’ from from “Broadway Melody Of 1936”

エレノア・パウエル

 映画「踊るブロードウェイ」の主役はエレノア・パウエル( Eleanor Powell )

 当時20代前半(1912年生まれ)の若いダンサーであった。

 それまではブロードウェイで活躍していた。

 その卓越したソロダンスによって、この豪華な夢のような作品のトリを飾っている。

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 英語版は現在1938年版とひとつになったもの。


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