弁護士ドットコムが記事のタイトルに「壺議員」という言葉を使ったことについて

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 弁護士ドットコムが2023年12月10日に配信した記事が話題になっている。

 『統一教会と関係深い「壺議員」を生成AIであぶりだす 2世がDB準備「有権者が監視を」』という題の記事である。

 X(旧ツイッター)ではその記事を次のように引用している↓

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問題

 問題は「壺議員」という言葉である。

 安倍元首相殺害事件以後、統一教会が問題とされる中で、統一教会の霊感商法で壺が売られていたということから、SNSなどにおいて、統一教会、信者、関わりのあった政治家を「壺」という言葉で呼ぶ人が出てきた。

 しかしそのように「壺」という言葉を使うことは、問題のあることを問題とすることではない。統一教会に対して、信者に対して、関わりのあった政治家に対して、悪いものときめつけることである。

 理不尽な差別であり、いじめである。

 そういう悪質な便所の落書きのような言葉を弁護士ドットコムが使っているのである。

 弁護士ドットコムはそういうことを問題としなくてはならない立場にあるのではないか?

記事の内容

 弁護士ドットコムの記事は「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)2世が、教会への関与が報じられた政治家をデータベース化している」ということを取り上げる記事である。

 しかし政治家と統一教会の関わりの何が悪いのか、よくわからない。

 弁護士ドットコムが取り上げた2世は、政治家と統一教会の関係を5段階に分けている。

1=統一教会との関連報道は現時点では見当たらず

2=祝電・祝辞を受ける

3=教団関連イベントに秘書出席・党調査で「接点なし」と書いていたのにあった

4=教団関連イベントに本人出席・統一教会信者による選挙応援があった

5=教団関連イベントに本人出席し挨拶・教団幹部と同席写真あり

 この5段階のどこが悪いのか?

 弁護士ドットコムに法的な説明をしてほしいところである。

 問題のある関係を問題としているのではなくて、問題のない関係を問題としているのではないか?

 安倍元首相殺害事件以後の反統一教会運動は初めから、統一教会と関わった政治家に対する追及を重視していた。

 実は統一教会に対する追及より、政治家に対する追及を主としているのではないか?

 この記事でも、選挙を目標とした活動が語られている。

2023年4月の統一地方選では「統一決別」と題し、選挙民に対して独自の情報を発信(https://morusuko.com/touitsuketsubetsu/)。来る解散総選挙に向け、現職衆院議員をリストアップ、年明けのDBリリースの準備に勤しんでいる。

弁護士ドットコムニュース 統一教会と関係深い「壺議員」を生成AIであぶりだす 2世がDB準備「有権者が監視を」

 選挙のたびに統一教会との関係が言い立てられている。

 しかし政治家と統一教会の関係のどこが悪いのか、事件から1年半たってもいまだに明らかにされていない。

 統一教会問題は、選挙を有利にするための手段ではないか?

 実際にそういう活動が選挙にどのくらい影響を与えているのか明らかではないが、事件から間もない沖縄県知事選では統一教会問題の影響が言われていた。

 そうして玉城氏が知事に再選されたのである。

 弁護士ドットコムはそのように選挙に影響を与えようとする主張をその2世の言うままに取り上げている。

 安倍元首相を殺害した人物が、統一教会についても統一教会と政治家との関係についても、正しいことを言う人と扱われたように、その他の被害を受けたという2世も、統一教会についても統一教会と政治家との関係についても、正しいことを言う人と扱われている。

 しかし「壺議員」などという言葉に対しては、立ち止まらなくてはならないのではないか?

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