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  • 新海誠監督の映画「すずめの戸締り」公開された本編冒頭12分 感想

    新海誠監督の映画「すずめの戸締り」公開された本編冒頭12分 感想

     新海誠監督の映画「すずめの戸締り」の公開に先立って本編冒頭12分が日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で公開された。

     新海誠監督の新作「すずめの戸締り」は2022年11月11日に公開されることになっている。(何故に夏ではなくて11月?)

     その公開に先立つ10月28日、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で新海誠監督の旧作「君の名は。」が放映され、その後に「すずめの戸締り」の冒頭12分が公開された。

     それを観て、内容そのものについてではなく、内容の出し方についてひっかかるところがあった。

    感想

     先に感想。

     私はその前に「小説 すずめの戸締り」を読んでいる。


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     予告動画も観ている。

     その上で本編冒頭12分を観ると、大体において小説を読んでいた時に想像していたような感じだと思った。

     作り込まれた映像を想像できたのではないが、そういう感じの映像ができるであろうと想像していたようになっていた。

    過去の作品

     さて、本編冒頭12分を観ていて、ひっかかるところがある。

     「小説 すずめの戸締り」を読んだ時にもひっかかったところである。

     過去の作品を思わせるところが出てくるのである。

    新海誠監督の過去の作品

     まず新海誠監督自身の過去の作品。

     「すずめの戸締り」は主人公の夢から始まる。

     それをみて、また夢から始まるのか、と思った。

     「君の名は。」と似ている。


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     映画版でも似ているのであるが、

     それ以上に「小説 君の名は。」は似ている。


    小説 君の名は。 (角川文庫)

     映画版は彗星が落ちていくところから始まるが、小説版は夢を見ているところから始まる。

     もっと広く言うと、主人公が過去を振り返るところから始まる「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」などとも似ている。

     新海誠監督が同じようなかたちをとりつつ違う映画を作っていくことについて特に言うことはない。

     ひっかかるのは、表現として「君の名は。」に似ているところがあることである。

     主人公の女子高校生がその夢から目を覚ますところなども、外形として似ていると思った。

     そこで心が「すずめの戸締り」から離れて「君の名は。」に行ってしまうのであるが、そのことにどういう意味があるのだろうか?

     わざとそうしたのであろうか? 意識せずにそうなったのであろうか?

     思えば、「小説 すずめの戸締り」を読んでいる時は、主人公を「君の名は。」の三葉の声で、三葉のイメージで思い描いていて、映画もそうなっていたら多くの人をひっぱることができるのではないかと思った。

     実際にはキャラクターデザインも声質も少し違う感じであるが、どうだろう?

    「千と千尋の神隠し」

     次に宮崎駿監督作品。

     「すずめの戸締り」の主人公が登校の途中に、昭和の終わりから平成の初めにかけての大きなリゾート施設に行くところは、どうしても宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を思い出す。


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     「温泉パイプ」とか、橋を渡った先にあるとか、水の上を歩くとか―。

     そこでも心が「すずめの戸締り」から離れて「千と千尋の神隠し」に行ってしまうが、新海誠監督はどうしてそうしたのか?

     「すずめの戸締り」は「千と千尋の神隠し」のような話ではない。

     考えてみると、「千と千尋の神隠し」ではそれを入り口とするにすぎなかったが、「すずめの戸締り」はそれを問題として向き合ったということもできる。

     映画の感想↓

  • 新海誠監督の映画「君の名は。」が公開された時の評価の対立について

    新海誠監督の映画「君の名は。」が公開された時の評価の対立について

     新海誠監督の映画「君の名は。」は2016年に公開されて、記録的な興行成績を上げた。


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     8月26日、いわば夏の終わりに公開されたのであるが、評判が良くて、記録的な数字を伸ばしていって、ついには「千と千尋の神隠し」に次ぐ邦画歴代2位になった。

     「君の名は。」はそれだけ多くの人に評価されたわけである。

     しかし反対に低く評価する人も多かった。

     「君の名は。」は何故に多くの人に高く評価されると同時に、多くの人に低く評価されたのか?

     新海誠監督はその時に低く評価されたことから、次の映画「天気の子」を生み出したと語っている。

    家で食事をしているとテレビでいわゆる有名人が映画に意見していたり(なんだかディスられていた)、はたまた道を歩いている時でさえも映画の名前が聞こえてきたりした(やっぱりディスられていた)。SNSには膨大なコメントがあふれていて、もちろん楽しんでくれた方も多かったのだろうけれど、激烈に怒ってらっしゃる方もずいぶん目撃した。僕としては、その人たちを怒らせてしまったものの正体はなんだろうと考え続けた半年間だった。そしてその半年間が、『天気の子』の企画書を書いていた期間でもあったのだ。

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     「君の名は。」はどうして多くの人に低く評価されたのか、という問題は、その次の映画「天気の子」と関わっているということでも重要である。

    概観

     私は当時「君の名は。」に対して批判的であった。

     「君の名は。」が売れていることは理解できたが、私としては批判的であった。

     そして批判的な人が多くいたのは、私と同じようなところを問題としているのだと思っていた。

     しかし離れてみると、他の人が何故に「君の名は。」に対してあれほど批判していたのか、不思議に思うようになった。

     たとえばタイプ・あ~る氏が2017年1月にそのことについて書いた記事がある。

     この記事では以下の人々が「君の名は。」に対して低く評価する言葉を取り上げている。

    ・是枝裕和(映画監督)

    ・江川達也(漫画家)

    ・矢田部吉彦(東京国際映画祭ディレクター)

    ・富野由悠季(アニメーション監督)

    ・石田衣良(小説家)

    ・高橋秀樹(放送作家/日本放送作家協会・常務理事)

    ・江口寿史(漫画家)

    ・入江奈々(映画ライター)

    ・井筒和幸(映画監督)

    ・堀田延(放送作家)

     たしかにこれだけの人が「君の名は。」に対して否定的に語っていたというのは、異様でもある。

    私の場合

     まず私が「君の名は。」に対して批判的である理由について語っておく。

     私の「君の名は。」に対する不満はストーリーにある。

     揚げ足取りをしたいわけではないのに、ストーリーの粗が気になって楽しめない。

     重要なところでストーリーの粗が目立つ。

     思うに、新海誠監督の作品には内的な主題があって、それを外的な形にしているのであるが、その外的な形に、気になるところが多いのである。

    新海誠監督の以前の作品との関係

     新海誠監督の作家性は、「君の名は。」以前には「君の名は。」以後と違うように考えられていた。


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     特に「秒速5センチメートル」によって印象づけられていた。

    ・主人公の男性の、ぼそぼそとした暗く湿っぽい詩的な独白によっておおわれている。

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    ・愛する人と結局結ばれない。

     それに対して「君の名は。」は大きく変わっている。

    ・全体的に明るく楽しい。

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    「君の名は。」予告

    ・愛する人と結ばれる。

     「君の名は。」以前の新海誠監督は、限られた層に受けるが、その外には受けないと思われていた。

     「君の名は。」はその外に届いた。

     しかし「君の名は。」以前の「秒速5センチメートル」などを高く評価していた人で、「君の名は。」を低く評価した人がいたようである。

     たとえば宮台真司氏等は、「君の名は。」以前の「秒速5センチメートル」などを高く評価していたが、「君の名は。」は大衆に合わせてそれまでの作品のいいところをなくしたものとして、低く評価していた。

     ちなみに私は、「秒速5センチメートル」でも「君の名は。」でも主題はどちらでもよく、ストーリーに問題があると思っていた。

    「シン・ゴジラ」との関係

     2016年には、「君の名は。」が公開される前に、庵野秀明監督の映画「シン・ゴジラ」の興行成績がよかった。

     ところがその後に「君の名は。」が記録的な成績を出してしまった。

     そこで「シン・ゴジラ」に入り込んで人が「君の名は。」に対して厳しく評価したということがあったのではないか。

     堀田延氏などはそうでなかったか。

    宮崎駿監督との関係

     「君の名は。」が公開される前、日本のアニメ映画で最も売れていたのは宮崎駿監督の作品であった。

     「君の名は。」は、その宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以外の作品の興行成績を抜いた。

     宮崎駿監督には多くのファンがいる。その中で、「君の名は。」に対して厳しく評価した人もいたかもしれない。

    「この世界の片隅に」

     2016年は、「この世界の片隅に」の劇場版が公開された年でもあった。


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     「この世界の片隅に」の劇場版はクラウドファンディングによるもので、関わった人の思い入れは一層強かったと思われる。

     そこで東宝による「君の名は。」に対抗して、クラウドファンディングによる「この世界の片隅に」を応援するということもあったと思われる。


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  • マスメディアによる一方的な統一教会報道に入った裂け目 橋田家の場合

    マスメディアによる一方的な統一教会報道に入った裂け目 橋田家の場合

     世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が公開した動画によって、現代日本のマスメディアの一方的な報道に裂け目ができた。

     2022年10月、マスメディアは橋田達夫さんの訴えを取り上げた。(橋田達夫さんは自ら顔を出し、名前を出している)―妻が統一教会に入信したことによって、家族が崩壊し、息子の命も奪われたというのである。

     10月20日、世界平和統一家庭連合(以下家庭連合)は、記者会見において、橋田達夫さんの元妻橋田淳子さんの動画を公開した。

     橋田淳子さんはその動画において、これまで橋田達夫さんによって語られたことについて説明している。その説明によると、橋田達夫さんが語ったこととは異なる事情があったようである。

     その動画が公開されるまで、マスメディアは橋田達夫さんの語ることだけを取り上げていた。

     ところが当事者である橋田淳子さんが橋田達夫さんとは異なる説明をした。

     そこに裂け目ができた。

     その裂け目に対してマスメディアはつくろおうとしたが…。

    「ミヤネ屋」の対応

     読売テレビ「ミヤネ屋」は10月20日の放送で家庭連合の記者会見を中継していた。

     ところがその記者会見の中で橋田淳子さんの動画が流れ始めると、個人情報に関する問題があるとしてその動画を放送しなかった。

     デイリーの記事では次のようにまとめられている。

     橋田さんに関する話が約3分ほど続いたところで、番組はスタジオにカメラが戻り、沢口実歩アナウンサーが「いま、個人情報に関する内容があったということで、会見からスタジオに戻させていただきました」と説明。キャスターの宮根誠司が「橋田さんの元奥様の証言がここで話されて、そこには個人情報が入っているので、精査してからまたお伝えしたい」と補足した。

    デイリー ミヤネ屋 統一教会の会見ナマ中継も異例の途中打ち切り「個人情報に関わる内容あった」

    https://www.daily.co.jp/gossip/2022/10/20/0015739111.shtml

     「いま、個人情報に関する内容があったということで、会見からスタジオに戻させていただきました」とはどういうことなのか?

     「個人情報が入っているので、精査してからまたお伝えしたい」とはどういうことなのか?

     動画が流れる前にどうして「個人情報が入っている」ときめつけることができるのか、よくわからない。

     動画は、橋田達夫さんがそれまで語ってきたことについて、橋田淳子さんが事情を説明するもので、「個人情報が入っている」ゆえに放送できないものとは思えない。

     放送する前に「精査」するとしても、動画をみれば問題がないことはわかる。それにもかかわらず、その日の放送では動画の内容を伝えず、次の日の放送で伝えたのはどうしてか? 何を「精査」したのか?

    問題

     問題は、マスメディアがその報道する内容について可能な限り裏取りをする責任を果たしていないのではないか、ということにある。

     橋田達夫さんの訴えを取り上げるのに、橋田達夫さんの語ることだけを聞いて、裏取りをしていないのではないか?

     橋田淳子さんの言い分は当然聞いておかなくてはならないはずであるのに、聞いていなかったのではないか?

     「ミヤネ屋」の次の日の放送で、紀藤正樹弁護士が橋田淳子さんの動画の説明に反論していたが、その紀藤氏の発言も、裏取りをした上でなされたもののようではなかった。

     そもそも十分に裏取りができていたならば、橋田淳子さんの動画に対して直ぐに対応できるのではないか?

     マスメディアが裏取りをせずに、対立する当事者の一方の発言だけを取り上げて他方を排除する、という恐るべきことが行われているのではないか?

     しかもそういう報道が国会議員を動かして立法につながっているように見える。

    それぞれの発言

     以下、橋田達夫さん、淳子さんの発言を取り上げる。

    ・まず、淳子さんの発言までにマスメディアが取り上げてきた橋田達夫さんの言葉

    ・その次に、橋田淳子さんの動画における言葉

    ・淳子さんの言葉に対する達夫さんの反応、その他の人の反応

    元夫の主張

    「高知新聞」

     橋田達夫さんの言葉が取り上げられたのは、9月24日の高知新聞あたりからのようである。

     9月24日、高知新聞は、統一教会によって家庭が崩壊し息子の命まで奪われたという男性の声を伝えた。

    https://www.kochinews.co.jp/article/detail/596015

     1983年に結婚して2人の息子が生まれたが、1993年に夫が単身赴任した時に、妻が統一教会に入信してから問題が生じたという。

    「報道特集」

     10月1日、TBSの「報道特集」が橋田達夫さんのことをとりあげた。

     この番組で初めて名前を出したと言われている。

    TBS NEWS DIG Powered by JNN
    「家庭崩壊」「虐待」「自殺」“国からも見捨てられた”旧統一教会の信者家族が語る苦しみ【報道特集10月1日放送】 2022/10/01

     動画の前半には別の統一教会2世のことが取り上げられているが、ここでは橋田達夫さんのことだけを取り上げる。

    妻の入信

     「報道特集」では、結婚から6年後に夫が大阪に転勤して、その後に妻も大阪に来てから、異変が生じたと言われている。

     橋田達夫さんが大阪に転勤した時に、妻は高知で統一教会に入信していて、その後に大阪に来たが、毎日統一教会の教団の施設に通っていた、と橋田達夫さんは語っている。

    妻の教団活動

     妻は教団活動に没頭して教会や韓国に行って家をあけることが多く、子供は放置されていた、と橋田達夫さんは語る。

    夫婦喧嘩

     妻が統一教会に入信してから夫婦喧嘩が多かった、と橋田達夫さんは語る。

    田んぼ売却

     長男が中学一年で不登校になって、妻は子供を救うためにということで、悪霊がついているという田んぼを売却した、と橋田達夫さんは語る。

    離婚

     橋田夫妻は9年前に離婚。子供たちは妻のもとにとどまり、橋田達夫さんは家族の近くの倉庫で暮らすようになったという。

    長男の焼身自殺

     一昨年、36歳になった長男は焼身自殺をした。長男はその2年前から暴力的になって母親をなぐったこともあったという。

    教団訪問

     番組の最後に橋田達夫さんは「報道特集」のスタッフとともに、家庭連合の高知の教会に行っている。

     橋田達夫さんは家庭連合に話を聞くことをもとめたが、面会は拒否された。

    山上容疑者との比較

     橋田達夫さんの話のはじめに「信者の妻が高額献金したことで、山上容疑者のケースと同様、家庭崩壊に追い込まれたという」というナレーションがある。

     たしかに、山上容疑者の家族に関して伝えられていることと似ているようである。―母親が統一教会に没頭して高額な献金をしたことによって、家庭が崩壊し、長男が自殺した等。

    「モーニングショー」

     上に挙げた「報道特集」で橋田達夫さんは「報道特集」のスタッフとともに、家庭連合の高知の教会に行って、話を聞くことを求めていた。

     その後に、家庭連合の改革推進本部長・勅使河原秀行氏が橋田達夫さんのもとに話を聞きに訪ねてきた。

     10月18日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」はそのことを伝えていた。↓(動画はなくなった)

    https://www.youtube.com/watch?v=4V_T_sb0CVw
    ANNnewsCH
    【旧統一教会】被害男性 国会で涙…“アポなし訪問”勅使河原氏「メディア出ないで」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年10月18日) 2022/10/18

     まず橋田達夫さんが国会に行った時の映像が流された。

     国会で立憲民主党の山井和則議員が橋田達夫さんの語ったことを取り上げているところを、橋田達夫さんが傍聴している映像。

     その後に開かれた会見で、橋田達夫さんは勅使河原氏が来た時のことについて語る映像。

     橋田達夫さんの訴えは山井議員によって国会に出されたのである。

     そして橋田達夫さんが、勅使河原氏が来た時のことを語る。

    ・勅使河原氏に来ると言われて、橋田達夫さんは断った、という。

    ・勅使河原氏はマスクを外してきたと橋田達夫さんは語る。

    ・勅使河原氏が来て、橋田達夫さんは「怖かった」ので、警察を呼んだという。

    ・「統一教会の強引さ・密室さ」はやめなくてはならないと橋田達夫さんは言う。

    ・橋田達夫さんは勅使河原氏にメディアに出てほしくないと言われたという。

    元妻の主張

     10月20日、家庭連合の記者会見で公開された橋田淳子さんのインタビュー動画↓

    世界平和統一家庭連合公式チャンネル
    橋田淳子さんインタビュー

     橋田達夫さんが語っていたそれぞれのことについて、橋田淳子さんが説明している。

    毎日教会に行って家を空けていた?

     大阪にいた時は、子供が保育園と小学校に行っていたので、教会に行って家を空けていたが、高知に帰ってきてからは、親がいるので教会に行けず、月1回2回であった。

     教会に行って子供を放置することはなかったようである。

    夫婦喧嘩

     統一教会に入ったから喧嘩するようになったのではない。

     教会に入る前からいつも喧嘩していた。

     逆に、教会に入って、喧嘩はいけないといわれて喧嘩しなくなった。

     橋田達夫さんは酒を飲むとよく怒った。子供を泣かせることもあった。

     これによると、家庭の崩壊、子供の虐待の原因は、統一教会ではなく橋田達夫さんにあったようである。

    長男と教会

     長男は教会に行っていないが、橋田淳子さんが教会に行くことに反対しておらず、どちらかというと賛成の方であった。教会に対する恨みは一切なかった。

     長男の自殺と統一教会は関係がないというのである。

     長男は統一教会と関係なく霊的で「声が聞こえる」と言っていた。

     教会の人にも病院に連れて行ったらと言われていた。

    田んぼ売却

     橋田淳子さんが売った田んぼは、淳子さんが母親から受け継いだ先祖代々の土地であるという。

     そうであるとすると、橋田達夫さんは関係ないことになる。

     長男が霊的なことで「売った方がいい」と言ったので、売りたくなかったが、売ったと橋田淳子さんは語る。

     そうであるとすると、売ったことは、長男と対立することではなく、長男から出たことになる。

    達夫さんに対して

     息子のことに関して申し訳ないと思っている、達夫さんと息子の仲を執り成せばよかったが、できなかったと橋田淳子さんは語る。

    くいちがい

     橋田淳子さんが語ることは、橋田達夫さんが語ることと大きく違う。

     橋田達夫さんによると、統一教会によって家庭が崩壊し、長男は亡くなったようであるが、

     淳子さんによると、家庭に対する統一教会の影響はそれほど大きくなく、家庭が崩壊した原因は達夫さんにもある(離婚の原因、子供が母のもとにとどまった原因)。長男が亡くなったことは、統一教会と関係がない。

     田んぼの売却に関しては、そもそも淳子さんの相続した財産であるとすると、達夫さんとは関係がないことになる。

     長男に関しては、夫婦が離婚した後、淳子さんのもとにとどまっていたのであるから、達夫さんより淳子さんの方がよく知っていたのではないか? と思われる。

    淳子さんの発言に対する橋田達夫さんの反応

     日本テレビ、TBSが伝えた、淳子さんの発言に対する橋田達夫さんの反応には気になるところがあった。

    日本テレビ

     日本テレビは橋田淳子さんの動画に対する橋田達夫さんの反応と、元2世信者・小川さゆりさんのコメントを伝えた。

    日テレNEWS
    “統一教会”6回目の記者会見 怒りの声も…“家庭崩壊”訴える男性「ここまでやる?」 2022/10/20

    橋田達夫さん

    勅使河原氏に対して

     勅使河原氏が記者会見で、橋田達夫さんを訪問したことについて「とにかく会って事情やお話を伺わなければいけないという動機でありました」と語ったことに対して、橋田達夫さんは「うそ」と言っている。

     勅使河原氏が自ら語る動機に対して、橋田達夫さんが何故に「うそ」ということができるのか、よくわからない。

    淳子さんに対して

     橋田達夫さんは、淳子さんの動画が流れたのをみて、「ここまでやる?」と言い、教会に対して「これは許せん」と言っている。

     淳子さんの行動が問題とされている状況で、本人が説明することに対して許せないという意味がわからない。

     淳子さんに対して「この女 一切生活はできないですよ」と言っていることも気になる。

     「人の金も持っていって」と言うが、いつどこでそういうことがあったのか?

    小川さゆりさん(仮名)

     最後に元二世信者・小川さゆりさん(仮名)が出てきて、「過去一番最低な会見」と評している。そのことも取り上げておこう。

     マスメディアがそれまで淳子さんの言い分を聞かずに、橋田達夫さんの語ることだけを取り上げていたと思われるところで、淳子さんの言葉が公開されたことは、それだけ真実に近づくことで、そのことだけでも「過去一番最低な会見」とは思えない。

     この会見では、多くの二世信者が出てきて、これから責任者となって教会を改革していくと勅使河原氏が語っていた。小川さゆりさん(仮名)はそのことを非難している。―「二世たちに寄り添うという形には全く見えなくて、二世たちを昇格させてあげたでしょうとすごく上から目線にしか聞こえなくて、正直ちょっとあのシーンが一番信じられなかったです」と評している。

     これもよくわからない。

     現に多くの二世たちが昇格しているのであるから、それだけ「二世たちに寄り添う」方向へ進んでいるのではないか?

     小川さゆりさん(仮名)が統一教会・家庭連合のことについて何でも論評することのできる人物のようにテレビ局に扱われていることにも違和感がある。

     元信者であるゆえにそうでない人より教会のことをよく知っているではあろう。

     しかし教団全体について断ずることができるほど多角的な知識をもっているのか?

    TBS「報道特集」

     TBSの「報道特集」は10月22日に、家庭連合の記者会見を責める内容を流した。(動画はなくなった)

    https://www.youtube.com/watch?v=QVi2RUFS9HE
    TBS NEWS DIG Powered by JNN
    旧統一教会 会見に元妻の動画「ここまで家族を壊すのか」信者家族・橋田達夫さんの怒り【報道特集】|TBS NEWS DIG 2022/10/22

    勅使河原氏の訪問について

     まず橋田達夫さんが勅使河原氏の訪問を批判しているところ。

     橋田達夫さんも「報道特集」のスタッフも、10月1日の「報道特集」で教団と話がしたいと言っていた。

     それを受けて、勅使河原氏が話を聞きにきたことを非常識であるかのように責めることは、理解に苦しむ。

     話を聞いてほしいのか? ほしくないのか?

    橋田淳子さんの動画について

     次に元妻の動画が公開されたことについて。

     橋田達夫さんは「卑劣。最低。」と強い言葉を使って批判している。

     橋田淳子さんが事実に反することを悪しき意図をもって語っているのであれば、そういうことはできるかもしれないが、そのことを示すことができるのか?

     橋田達夫さんは「勅使河原氏は「ここまで」家族を壊すのか?」とも言っているが、同じ。

    ・橋田達夫さんは橋田淳子さんについて「彼女は死んだ人間に全部負わせている」という。「生きた人間が責任を負っていかないと」という。

     ―長男が亡くなったことについて言っているようであるが、二人の認識は違うので、まず何が正しいかを明らかにしなくてはならないのではないか?

    ・長男が霊的になったことは統一教会と関係があると橋田達夫さんはいう。

     ―長男が統一教会に行っていなかったことは、橋田達夫さんも認めている。統一教会に行っていなかった長男が、どうして統一教会によって霊的になるのか?

     TBSの村瀬氏は勅使河原氏に対して「ご自身が橋田達夫さんのお話を聞かれる前に、一方的に奥さんの話をこういう記者会見の場で流すというのは、それ自体が私は橋田達夫さんに対する圧力だと思います」と言っていた。

     一方の当事者である橋田淳子さんが語ることと違う橋田達夫さんの訴えばかりをマスメディアが取り上げている状況で、橋田淳子さんの語ることを公開する前に、勅使河原氏は橋田達夫さんの話を聞きに行かなくてはならないというのは、どういう意味なのか?

    立憲民主党、全国弁連

     10月20日、橋田淳子さんの動画が公開されたその日に、立憲民主党など野党は、同日の家庭連合の記者会見について、全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士からヒアリングを行った。

    https://cdp-japan.jp/article/20221020_4706

     阿部弁護士は橋田達夫さんの代理人も務めているという。その発言↓

     阿部弁護士は橋田さんの代理人も務めており、そうした立場からも教会の会見について、「一言で言うと、非常に強い憤りを感じた」と語り「(子どもが自らの命を絶つなど)橋田さんがどのくらい苦しんできたか、悲しんできたか。今日の会見からはそれを気遣い、慮るなどまったく感じられなかった」「(教団は)主張見解をまくし立てるばかり」だと強く批判しました。

     元妻が出てきたことについては、「現在もまだ信者」「当然、教団を守るような、教団の意向に沿うような回答をするに決まっている」と語る一方で「わざわざライブ配信をされているような会見に動画を出ししゃべらせるというのは、非常に可愛そうなこと」だと指摘しました。

    立憲民主党公式サイト 同日の教会会見と自民議員との政策協定について「統一教会国対ヒアリング」を実施

     阿部弁護士は橋田淳子さんについて「現在もまだ信者」「当然、教団を守るような、教団の意向に沿うような回答をするに決まっている」と語っているが、これは阿部氏の推測に過ぎない。そうであるかもしれないが、そうでないかもしれない。

     動画を見る限り、橋田淳子さんが教団のために語っているようには見えない。

     それを教団に命令されたときめつけている阿部弁護士の方が異様である。

     いずれにせよ、橋田達夫さんの語った様々なことに対して、実情と異なると橋田淳子さんが語っているのであるから、阿部弁護士はどちらが事実として正しいかという問題に答えなくてはならないはずであるが、答えていない。

     阿部弁護士は橋田達夫さんの代理人として、橋田達夫さんの訴えの客観的な証拠を持っているはずではないか? 何故に客観的な証拠によって論ずるのでなく、「非常に強い憤りを感じた」と感情だけを述べているのか?

     「橋田さんがどのくらい苦しんできたか、悲しんできたか。今日の会見からはそれを気遣い、慮るなどまったく感じられなかった」というが、橋田淳子さんは達夫さんに対して申し訳ないと思っていると述べている。

     立憲民主党公式サイトはその時の山井和則衆院議員の発言を次のように伝えている。

     旧統一教会の記者会見では、元妻が多額の献金を行い、子どもが自らの命を絶つなど家庭が崩壊したという高知県在住の橋田達夫さん(12日の国対ヒアリングでもその実情を説明)の元妻の語る映像を流しており、山井和則衆院議員(党対策本部副本部長)は「あたかも橋田達夫さんの発言が事実に反するかのような妻の方の映像を流された」と説明しました。

    立憲民主党公式サイト 同日の教会会見と自民議員との政策協定について「統一教会国対ヒアリング」を実施

     「あたかも橋田達夫さんの発言が事実に反するかのような妻の方の映像を流された」というのは、橋田達夫さんの発言は事実に反しないということであるが、客観的な根拠はあるのか?

     阿部弁護士は橋田淳子さんについて「現在もまだ信者」「当然、教団を守るような、教団の意向に沿うような回答をするに決まっている」ときめつけたり、「教団がいくらコンプライアンスや改革案などを並べてみてもまったく意味がないし説得力がない」ときめつけたり、自分の思い込みをそのまま相手に押し付けているが、それでは相手のことを理解できないのではないか?

     どうも統一教会・家庭連合を「カルト」として追及する全国霊感商法対策弁護士連絡会の方が「カルト」のように見えるところがある。

    「ミヤネ屋」10月21日

     10月21日の「ミヤネ屋」は、前日の家庭連合の記者会見を取り上げ、前日に放送しなかった橋田淳子さんの動画をも取り上げた。

    勅使河原氏のアポなし訪問

     「ミヤネ屋」でも勅使河原氏が橋田達夫さんをアポなしで訪問したことをとりあげて、スタジオでは発言する出演者がみな橋田達夫さんの側に立って勅使河原氏を批判していた。

     アポなし訪問はよくないかもしれないが、話を聞いてほしいと言われて話を聞きに行ったことは、それほど悪いことなのか?

     有田芳生氏は、統一教会では上司の命令に絶対に服従することになっていて、勅使河原氏も上司の命令によって動いているので非常識な行動をするのだと語ったていたが、「ミヤネ屋」の出演者全員が、宮根氏の司会の下、一糸乱れず家庭連合に対して過剰に非難しているところは、裏でどういう打ち合わせがあったのか、見てみたくなる。

    「矮小化」

     さて、橋田淳子さんの動画について。

     紀藤正樹弁護士は、前の日のツイートで、会見で「矮小化」が行われたと非難していた。

     その「矮小化」ということについて、紀藤氏自ら「ミヤネ屋」で説明している。

     宮根氏が「橋田さんと旧統一教会の問題がいつの間にか橋田さんと元奥さんの話になっている」ように見えるというのに対して、紀藤氏は「矮小化する理屈でしょうけれども」と答えている。

     以下、紀藤氏の言葉。

    昨日の会見を見てですね、勅使河原さんていうのは橋田さんに対して悪いと思っていないんですよね、結局ね。悪いと思っていないから、素直な謝罪というか端的な謝罪にならずに、エクスキューズ、言い訳がずっと続くわけですよね。で、うそをついているところはちゃんと反論をしないとというふうになるわけですけど、全体について、大まか、どちらが悪いかという議論をした時には、橋田さんの言い分がもし正しければですよ、統一教会がやはり問題があるっていうことがわかるわけなので、それはやっぱり金額も含めてどの程度統一教会が橋田さんの奥さんからお金を奪ったのか、あるいは献金を受け取ったのかっていうことは、明らかにしなければ、橋田家全体でどの程度被害を受けたのかわからないじゃないですか。大前提のところがすっぽり抜け落ちているんですよね。

    「ミヤネ屋」2022年10月21日

     紀藤氏の発言は以下でもまとめられている。

     要するに、橋田達夫さんによると、統一教会が悪くて橋田家は被害を受けたということであったが、淳子さんによると、統一教会は悪くないことになる。そのことを「全体の紛争を矮小化している」と紀藤氏は語っているようである。

     注意すべきは「橋田さんの言い分がもし正しければですよ」という紀藤氏の言葉。

     これによると、紀藤氏は橋田達夫さんの言い分が正しいかどうか、確証をもっていないようである。

     確証をもっていないのに、一方では、橋田達夫さんの言い分が正しいとして、統一教会が悪いということを「大前提」としているようである。

     統一教会が悪くて素直に謝罪しないのであれば、「反省のかけらもない」ということもできる。

     しかし現在統一教会が悪いということの確証はない。そういう状況で素直に謝罪しないことは「反省のかけらもない」というのとは違う。

     このツイートも同様。

     阿部弁護士もそうであったが、紀藤弁護士も、自分の思い込みでしかないことを、客観的な事実としてしまうところがあるようである。

     自分に問題があるのに反省せず、他者に問題があるときめつけるのは、全国霊感商法対策弁護士連絡会のスタイルなのか? いずれにせよ、これこそ社会的に問題がある存在ではないか?

    田んぼ売却

     橋田淳子さんが田んぼを売ったことについて。

     紀藤氏は次のように言う。

    田んぼを売ったことについては争いがないわけですよね。どちらが売るようになったのかという動機の面に争いがあるんですね。長男が言ったのか、お母さん側が言ったのかという問題があると思うんですけど、
    (中略)
    長男がどうして田んぼに行くのを嫌がって「お母さん売ったらええよ」っていうようになったか、前の経緯がすっぽり抜けているんですよ。(中略)最終的に長男に同意させた可能性すらあるんですよね。前の経過が、統一教会の関与あるいは、お母さんがどういう説明をしたのかというところに関わるわけですけども、
    (中略)
    橋田さんは証言されているんですよ。教団が妻に悪霊がつくからと言って、子供が暴れだす、だから田んぼの名義を変えたらよくなると言われたと。その前の段階を橋田さんは言われているんですね。
    ところが橋田さんの奥さんは、その前の段階をすっぽり抜かして、長男がええよと言ったと、でもその前の段階、なぜ長男が自分の名義じゃない土地をですよ、行くのを嫌がったり、ええよというのかっていうのは、経過として非常に不自然じゃないですか?
    だから私はその前段階が抜けていると思うんですね。
    だからそこをきっちり勅使河原さんが聞き、…私は聞き取っていると思うんですけども、勅使河原さんが隠しているとしか私は見えませんね。

    「ミヤネ屋」10月21日

     淳子さんは田んぼを売ったことについて、統一教会に行っていない長男に「声が聞こえる」と霊的なことを言われて売ったと語った。

     それに対して紀藤氏は、橋田達夫さんの証言によって、統一教会に言われて売ったという「前の段階をすっぽり抜かして」いるという。

     しかしそもそも淳子さんはその「前の段階」がないと語っている。

     紀藤氏が橋田達夫さんの証言に依拠するためには、橋田達夫さんの証言が正しく、淳子さんの証言は正しくないことを証明しなくてはならないのであるが、そうせずに橋田達夫さんの証言をそのまま正しいとしようとしている。

     それまでに橋田達夫さんの証言を裏取りせずにそのまま真実として受け取っていて、それと反する淳子さんの証言が出てきても、橋田達夫さんの証言が正しいということを貫いて、淳子さんの証言を排除しようとしているようである。

     こういうことがテレビで正義のように行われていることは、恐るべきことである。

     TBSの「ひるおび」で橋田淳子さんの動画について八代英輝弁護士が次の日に次のように語ったと「デイリー」が伝えている。

    八代氏は「要するにメディアを自分たちで使って一個人の方を、被害者を潰そうとしているんですよね、組織的に。そのやり方は非常に卑劣だと思いますよね」と憤りを隠さなかった。

    デイリー 八代弁護士 統一教会会見は「ミヤネ屋に合わせてやった」と推測「やり方は非常に卑劣」

    https://www.daily.co.jp/gossip/2022/10/21/0015742719.shtml

     「メディアを自分たちで使って一個人の方を、被害者を潰そうとしているんですよね、組織的に。」というのは、「ミヤネ屋」、全国弁連がやっていることではないか?

     裏取りもなく悪者とされた統一教会・橋田淳子さんが事実は違うという動画を出したのに、「ミヤネ屋」、「ひるおび」は事実の裏取りなしでそれまでの主張に固執して、淳子さんの主張を「組織的に」「潰そうとしている」。

     恐ろしい世の中である。

     ちなみに紀藤氏は10月20日のツイートで、同日の家庭連合の会見で二世信者を教区長としたことについて次のように論評している。

     二世信者が教区長とされたことは、改善の方向へ進むことではないか? 何ゆえにそのことを認めずに、欠点をつこうとするのか?

  • 「ルパン三世のテーマ ’89」 公式フルサイズMV TVスペシャル

    「ルパン三世のテーマ ’89」 公式フルサイズMV TVスペシャル

     「ルパン三世のテーマ」には様々なヴァージョンがある。

     ここでとりあげるのは「’89」。

     「ルパン三世のテーマ ’89」は、1989年から始まった「ルパン三世」TVスペシャルで流れた。

     「ルパン三世のテーマ」の中でも特にゴージャスな感じ。

    動画

     そのフルサイズMVが公式にYouTubeで公開されている。

     大野雄二さんの公式アカウントによる紹介↓

     PART6サントラリリースに合わせて公開されたようである。

     YouTube動画↓

    大野雄二 / YUJI OHNO
    THEME FROM LUPIN THE THIRD’89 (Lupintic Five Version)[MUSIC VIDEO]ルパン三世のテーマ’89 | Full Size ver.

     これはかっこいい。

     2014年発売のアルバム「UP↑ with Yuji Ohno & Lupintic Five」(2014年12月10日(水)発売)に収録された「16.THEME FROM LUPIN THE THIRD ’89 (Lupintic Five Version)」。


    UP↑ with Yuji Ohno & Lupintic Five

    ’89がつかわれたTVスペシャルと劇場版

     「ルパン三世のテーマ ’89」が初めて使われたのは、1989年の「ルパン三世」TVスペシャル第一作「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」。


    バイバイ・リバティー・危機一発! ― ルパン三世 TVスペシャル第1弾 [DVD]

     映画のオープニングテーマとして使われている。

     この曲を聞くとワクワクする人も多いのではないか?

     この曲のゴージャスな感じは、「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」をはじめとしてTVスペシャルの、世界中を舞台とした華やかな感じと合っているようである。

     次の年、1990年の「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」でも「ルパン三世のテーマ ’89」が使われた。


    ヘミングウェイ・ペーパーの謎 ― ルパン三世 TVスペシャル第2弾 [DVD]

     1991年の「ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え」。


    ナポレオンの辞書を奪え ― ルパン三世 TVスペシャル第3弾 [DVD]

     1992年、「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」。


    ロシアより愛をこめて ― ルパン三世 TVスペシャル第4弾 [DVD]

     1993年、「ルパン三世 ルパン暗殺指令」。


    ルパン暗殺指令 ― ルパン三世 TVスペシャル第5弾 [DVD]

     1994年、「ルパン三世 燃えよ斬鉄剣」。


    燃えよ斬鉄剣 ― ルパン三世 TVスペシャル第6弾 [DVD]

     1995年、TVスペシャルではなく劇場版「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」でも「ルパン三世のテーマ ’89」が使われた。


    ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス [Blu-ray]

     1995年、「ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!」は、ルパンの口笛からというしゃれた入り。


    ハリマオの財宝を追え!! ― ルパン三世 TVスペシャル第7弾 [DVD]

     1996年の「トワイライトジェミニの秘密」では「ルパン三世のテーマ ’89」は使われず、「’96」が使われた。

     劇場版「DEAD OR ALIVE」でもそうであった。

     1997年の「ワルサーP38」から新たに「ルパン三世のテーマ ’97」が作られた。

     1998年の「炎の記憶~TOKYO CRISIS」でも「ルパン三世のテーマ ’97」が使われている。

     ところが1999年、「ルパン三世 愛のダ・カーポ〜FUJIKO’S Unlucky Days〜」で「ルパン三世のテーマ ’89」が復活。


    愛のダ・カーポ/FUJIKO’s Unlucky Days ― ルパン三世 TVスペシャル第11弾 [DVD]

     2000年の「1$マネーウォーズ」では、「ルパン三世のテーマ’97」のリミックスヴァージョンが使用された。

     2001年の「アルカトラズコネクション」では「LUPIN THE THIRD」という英語の歌詞のヴォーカルが入ったヴァージョン。

     2002年、「ルパン三世 生きていた魔術師」でまた「ルパン三世のテーマ ’89」が使われた。


    ルパン三世 生きていた魔術師 [Blu-ray]

     2002年、「ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト」でもオープニングに「ルパン三世のテーマ ’89」が使われた。


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     エンディングでは「ルパン三世のテーマ’78」のリメイク版(2002 Version)が使われた。

     2003年の「お宝返却大作戦‼」、2004年の「盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜」では「ルパン三世のテーマ’78(2002 Version)」がオープニングに使われた。

     2005年の「天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜」では「ルパン三世のテーマ’80」のリメイク版(2005 Version)が使われた。2006年の「セブンデイズ・ラプソディ」でも。

     2008年、「ルパン三世 GREEN vs RED」


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     2009年、「ルパン三世VS名探偵コナン」


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     2010年、「ルパン三世 the Last Job」


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     2012年、「ルパン三世 東方見聞録 〜アナザーページ〜」


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  • 「スーパー・ジェネレイション」 雪村いづみの歌う服部良一名曲集

    「スーパー・ジェネレイション」 雪村いづみの歌う服部良一名曲集

     「スーパー・ジェネレイション」は、服部良一の名作を雪村いづみが歌ったCD。キャラメル・ママが加わっている。(敬称略)

    服部良一

     服部良一は、日本の大衆音楽の歴史に大きな足跡を残した作曲家。

     このCDには、その服部良一の名曲が集められている。

    雪村いづみ

     雪村いづみの伸びやかな歌は、「ヘイヘイブギー」、「銀座のカンカン娘」、「東京ブギウギ」のような楽しく盛り上がる楽曲でも、「一杯のコーヒーから」のような落ち着いた楽曲でもいい。

     「ヘイヘイブギー」などの楽しく盛り上がる楽曲と、「一杯のコーヒーから」などの落ち着いた楽曲とが程よく並んでいる構成もよくて、繰り返し聞くことができる。

    キャラメル・ママ

     編曲は服部良一の長男・服部克久とキャラメル・ママ。(序曲の編曲は村井邦彦)

     キャラメル・ママは、細田晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫による音楽ユニットで、1973年に結成され、1974年に「ティン・パン・アレー」に改名した。

     「スーパー・ジェネレイション」が発売されたのは1974年。

     改名の前に作られたということであろうか?


    〔コロムビア昭和歌謡アーカイブズ〕スーパー・ジェネレイション

    楽曲

    1 序曲(香港夜曲)

    2 昔のあなた

    3 ヘイヘイブギー

    4 バラのルムバ

    5 銀座カンカン娘

    6 東京ブギウギ

    7 胸の振子

    8 一杯のコーヒーから

    9 蘇州夜曲

    10 東京の屋根の下

  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」TVシリーズが放映されていた時の「アニメディア」の投稿欄

    「きまぐれオレンジ☆ロード」TVシリーズが放映されていた時の「アニメディア」の投稿欄

     「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映されていた時、アニメ雑誌「アニメディア」の投稿欄はどうなっていたか?

     原作ファンの声はどのくらい取り入れられていたか?

    結論

     はじめに結論を言うと、「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映されていた間、原作ファンのアニメ版に対する批判的な声は載せられなかった。

     ただし「アニメディア」では、「アニメージュ」のようにTVシリーズを持ち上げる投稿も少ない。

     それゆえに全体として投稿が少ない。関心がなかったかのように見える。

    原作ものに対する批判

     「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映された時には、「アニメディア」の投稿欄には、原作もののアニメに対する批判的な問題意識があった。

     1987年6月号の「アニメディア」の投稿欄「アニメアイ」の第一のテーマは「『めぞん一刻』中心に原作つきアニメの問題点を鋭くえぐるっ」というものである。これは4月号に掲載された「めぞん一刻」アニメ版に対する不満の投稿への反響が多かったというもの。

     「めぞん一刻」のアニメ版に対する批判というかたちで原作つきアニメが問題とされている。

     第一の投稿は、「めぞん一刻」の第42話が「原作つきアニメの限界というものを暗に示している」というもの。(48頁)

     それに対する選者のコメントは、「反響の多くが現在の『めぞん』の作り方に不信感を抱いたもの」であったことを伝えつつ、「スタッフの意志で作りかえるのは許されることでしょう」という擁護派の声をも取り上げている。(49頁)

     第二の投稿は、第50、51話を称賛するもので、選者のコメントは「50、51話のようにまるごとオリジナルの話を作れば、そこにアニメ『めぞん』の新しい魅力も生れるってもんだいと思うんだけど」というもの。(49頁)

     1987年7月号は「聖闘士星矢」特集で、「聖闘士星矢」に関して原作ファンに対してアニメ版を擁護する投稿が掲載されている。(68頁)

     「きまぐれオレンジ☆ロード」に関してはネタ的な投稿のみ。(67頁)

    批判的な投稿

     1987年8月号も「聖闘士星矢」中心。

     「きまぐれオレンジ☆ロード」に関して「恭介は好人物⁉ 不自然な物語」と題する、主人公を批判し、物語を批判する投稿が掲載されている。(54頁)

     これは不自然ではないか?

     原作ファンによる批判とか、アニメファンによる擁護とかの投稿があって、その上で原作もアニメも批判する上のような投稿が掲載されているのであればいいが、そういう投稿はなくてこういう投稿だけが掲載されているのはおかしくないか?

     1987年9月号も「聖闘士星矢」中心。

     1987年10月号では、「きまぐれオレンジ☆ロード」に関するネタ的な投稿二つ(51、52頁)、ポエム一つ(56頁)

     そして55頁で、1987年8月号の批判的な投稿に対する反論二つ。これはまあいいのであるが、それしかないのか? とも思う。

     それから飛んで1987年12月号では、ネタ的な投稿四つ(49、53頁)に、原作の終わり方に対する批判。(54頁)

     1988年1月号では、ネタ的な投稿の一つに入っている。(49頁)

     1988年3月号では、3クール目あたりから格闘シーンが増えたことに対する批判の投稿。(55頁)

     ただしこの投稿でも「アニメの『O☆R』は、かなり原作の味を出していて、原作のアニメ化としては成功している方なんだから、今後は格闘シーンをあまり使わずに、スタジオぴえろ独自の味を創りだしてほしいです」とある。

     1988年4月号、5月号には特になし。

    まとめ

     「きまぐれオレンジ☆ロード」の放映前には特に「めぞん一刻」をめぐって、原作とアニメ版との対立が問題とされていた。「聖闘士星矢」でもそのことは問題とされていた。

     ところが「きまぐれオレンジ☆ロード」に関してはそのことは問題とされなかった。

     何故に「めぞん一刻」では盛んに取り上げられた原作とアニメ版との対立に関する投稿が「きまぐれオレンジ☆ロード」では取り上げられなかったのか?

     「アニメージュ」と比べると、アニメ版を持ち上げる投稿は少ない。(それでも1988年3月号のようなものがある)

     全体として印象が薄いようである。

  • 「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映されていた時のアニメ雑誌の投稿欄について

    「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映されていた時のアニメ雑誌の投稿欄について

     「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映された時のアニメ雑誌の投稿欄についてしらべてみた。

    問題

     なぜしらべたのか?

     「きまぐれオレンジ☆ロード」のファンの間で奇妙なことがあると思ったからである。

     漫画とその漫画を原作としたアニメが離れたものになった場合に、原作ファンとアニメファンとが対立することはよくあることである。

     「きまぐれオレンジ☆ロード」で奇妙なことは、

    ・原作ファンでアニメ版に対して不満な人は多くいる。

    ・ところがアニメファンの間で、そういう原作ファンの不満がなかったかのように、アニメ版を原作の上に置く言説ができていることである。

     どうしてそういうことになったのか?

     そこで、TVシリーズが放映された時の「アニメージュ」の投稿欄をしらべることになったのである。

     TVシリーズが放映された時にはどういう対立があったのか?

     「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズが放映された時には、匿名掲示板も、まとめサイトも、SNSもなかった。

     作品に対する評価の対立はアニメ雑誌の投稿欄などでなされていた。

     その時には正面から対立していたのが、その後に変わったのか?

     それともその時に何かあったのか?

    しらべた結果

     しらべた結果は次の通り。

     「アニメージュ」の投稿欄↓

     「アニメディア」の投稿欄↓

     投稿欄に掲載する投稿は、選者が選んだものである。

     その後にできた匿名掲示板とか、まとめサイトのコメント欄とか、SNSとかでは、各人の意見の多くがそのまま掲載される。

     それに対してアニメ雑誌の投稿欄の選者は、多くの投稿から、少しを選ばなくてはならない。

     そして選ぶときには雑誌の意図に合うようにする。

     そのことは責められることではない。

     しかしそのことによって実態がわかりにくくなることがあるのではないか?

     上で取り上げた「きまぐれオレンジ☆ロード」の投稿の扱いにも実態をわかりにくくするところがあるのではないか? と思うのである。

     「きまぐれオレンジ☆ロード」の前の、そして同時期の「めぞん一刻」では、原作ファンとアニメファンとの対立が盛大に取り上げられていた。

     「聖闘士星矢」などでもその問題は取り上げられていた。

     ところが「きまぐれオレンジ☆ロード」ではその問題はほとんど取り上げられなかった。

     問題がなかったからではなくて、問題があったにもかかわらずわざと取り上げなかったと思われる。

     何故に取り上げなかったのかは、よくわからない。

     いずれにせよ、原作ファンがアニメ版を批判する声はほとんど載せられなかった。それに対してアニメ版は原作をうまくアニメ化したという声は載せられた。特に「アニメージュ」ではアニメ版を持ち上げる投稿を多く載せていた。

     原作をよく知らずに、そういう「アニメージュ」ばかり読んでいる人は、「きまぐれオレンジ☆ロード」のTVシリーズは「めぞん一刻」と比べて原作をうまくアニメ化した作品であって、原作ファンから批判されていないと思うであろう。

  • 安倍元首相銃撃事件以後、紀藤正樹氏等によって変化したマスメディアの論調

    安倍元首相銃撃事件以後、紀藤正樹氏等によって変化したマスメディアの論調

     2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃されて、死亡した。

     その後にマスメディアの論調は奇妙に変化した。

     いつの間にか、マスメディアは、

    ・容疑者が恨んでいたという統一教会・家庭連合を追及し

    ・容疑者が問題としていたという、安倍氏と統一教会・家庭連合とつながり、その他の自民党議員と統一教会・家庭連合とのつながりを追及した。

     その追及は何か月も続いた。

     多くの人の目の前で殺人が行われたにもかかわらず、その行為は問題とされずに、殺された安倍氏と、容疑者が恨んでいたという統一教会・家庭連合が悪者とされたのである。

     世の中がひっくり返ったようである。

     どうしてそういうことが起こったのか?

     容疑者の母親が統一教会に1億円献金して20年前に破産したという報道で、高額の献金をさせる統一教会に対して多くの人が疑問をもったことは事実であろう。

     しかしそれから20年後、統一教会から離れ、母親とも離れて41歳になっていた容疑者が、統一教会を恨んで人を殺したことは、理解しがたいことである。安倍氏を殺したことはさらに理解しがたいことである。それにもかかわらず、報道はその方向へ進まなかった。

     統一教会・家庭連合をよく知る人としてテレビに出てきた紀藤正樹弁護士、鈴木エイト氏等が、話を統一教会・家庭連合に向けていった。そして統一教会・家庭連合と自民党議員とのつながりに向けていったのである。

    紀藤正樹弁護士の考え

     紀藤正樹弁護士の考えは、事件から間もない7月11日のツイートにすでに出来上がっている。

     このツイートにおいて紀藤氏は、

    ・事件は「統一教会の反社会性」が「暴発してしまった」もの

    ・安倍氏は統一教会に対してすべきことしなかったゆえに殺害された

     と語っている。

     事件は「統一教会の反社会性」が「暴発してしまった」ものであるとすると、問題は容疑者の行為ではなく、統一教会・家庭連合にあるということになる。

     安倍氏は統一教会に対してすべきことしなかったゆえに殺害されたとすると、容疑者より安倍氏が批判されるべきだということになる。

     その後マスメディアはその方向で進んだ。

     しかし以上の紀藤氏の主張はおかしい。

    「統一教会の反社会性」が「暴発してしまった」?

     第一に、事件は、容疑者の「反社会性」が「暴発してしまった」ものである。

     それを「統一教会の反社会性」が「暴発してしまった」ものと紀藤氏が何故にきめつけることができるのか、理解に苦しむ。

     容疑者が2022年にどうして安倍氏を殺すことを決意したのか、いまだに明らかになっていない。

     紀藤氏は何故に、いまだに明らかになっていない容疑者の考えをきめつけることができるのか?

    安倍氏の自業自得?

     「安倍元首相がせめて統一教会問題に目を向け距離をとってもらえばこの事件はおきなかった」という紀藤氏の言葉も理解に苦しむ。

     何故に容疑者の行動を予測することができるのか?

    弁護士連絡会の7月12日の声明

     紀藤氏が加わっている全国霊感商法対策弁護士連絡会が7月12日に出した「安倍晋三元首相 銃撃事件に対する声明」も重要である。

     紀藤氏自らツイッターで紹介している。

     全国弁連の声明↓

    https://www.stopreikan.com/seimei_iken/2022.07_seimei_abe.htm

     この「安倍晋三元首相銃撃事件に対する声明」もおかしい。

     声明は、1で被疑者の行為を「決して許されない」こととして、安倍氏の冥福を祈っている。

     それはいいのであるが、声明全体の中では、そのことは軽い前置きにしか見えない。

     弁護士連絡会が重視しているのは明らかに1ではなく、その後の2、3である。

     2では「山上被疑者の苦悩や教会に対する憤りも理解できます」と言い、「家庭を崩壊させる統一協会の活動について行政も政権を担う党の政治家もこの30年以上何も手を打ってきませんでした。」と政治家の不作為を責めている。

     殺人事件を起こした容疑者より、統一教会、そして統一教会に対して不作為であったという政治家を問題としているのである。

     容疑者の「憤り」が必ずしも明らかになっていないのに「理解できます」と言っていることは、理解しがたい。

     3では安倍氏が「昨年9月12日の「神統一韓国のためのTHINK TANK2022希望前進大会」(UPFのWEB集会)でビデオメッセージを主催者に送り、その中で文鮮明教祖(2012年死去)の後継の教祖韓鶴子氏に「敬意を表します」と述べたこと」を取り上げて、「その献金勧誘行為や信者獲得手法について繰り返し違法である旨の判決が下されている統一協会やそのダミー組織の活動について支持するような行動は厳に慎んで頂きたいと改めて切実にお願いいたします。」と述べている。

     殺された安倍氏のビデオメッセージを重い問題としている。

     殺人事件の直後に、被害者に問題があったということはおかしくないか?

     しかもその「ビデオメッセージ」は、殺人行為と比べて釣り合うような問題とは思えない。その「ビデオメッセージ」ゆえに安倍氏は殺されてもしかたがないなどということは成り立たない。

    鈴木エイト氏

     鈴木エイト氏は、統一教会・家庭連合と自民党議員との関係を問題として追及して、今度の事件で有名になった人である。

     紀藤氏等と同じ考えのようで、統一教会と政治家との関係について、先に立って進めていたようである。

     事件が起こった次の日に、鈴木エイト氏は早くも問題を容疑者から統一教会にすり替え、政治家との「不適切な関係」にすり替えている。

    ・「反社会的カルト団体と指摘される教団を巡るトラブル」→問題は「反社会的カルト団体」にあるとされる。

    ・「当該団体と不適切な関係にあった安倍元首相」→問題は安倍氏にあるとされる。

     鈴木エイト氏も、全国弁連と同じように、容疑者の行為は絶対に許されるものではないと言っている。

     しかし全国弁連と同じように、その言葉は軽く響く。

     全国弁連と同じように鈴木エイト氏は、問題をすり替えて、容疑者を問題とするより、統一教会を問題とし、統一教会と政治家との関係を問題としているからである。

     政治家と統一教会との関係、特に安倍氏と統一教会との関係については、鈴木エイト氏が7月12日に次のように豪語していたことが多くの人の心をひきつけた。

     「統一教会と安倍元首相のズブズブの関係を明確な論拠で語ることができるのは私以外にいません」!

     鈴木エイト氏はその「明確な論拠」を持っていると多くの人が思った。

     ところが何カ月たってもその「明確な論拠」は出てこない。

     ハッタリによって多くの人の心をひきつける手法(マインド・コントロール?)をとったようである。

     安倍氏が2021年9月に統一教会の関連団体UPFの集会にビデオメッセージを送ったことは、容疑者の供述として出ていた。

     しかしそのUPFの集会というのも、安倍氏、トランプ前米大統領、潘基文第8代国際連合事務総長のほか、次のような人が出ていたというものである。

    ソウル特別市・釜山市などの市長、忠清南道知事などの知事、欧州委員会委員長、グロリア・アロヨ第14代フィリピン大統領、デーヴェー・ガウダ第11代インド首相、ナターシャ・ミチッチ元セルビア大統領、アンソニー・カルモナ第5代トリニダード・ドバコ大統領、フンセン カンボジア首相

    やや日刊カルト新聞 速報!!安倍晋三前内閣総理大臣が統一教会系大規模イベントで演説、韓鶴子に敬意を表す

    http://dailycult.blogspot.com/2021/09/blog-post.html

     安倍氏がこういう集会にビデオメッセージを送ったことは、統一教会に利益を与えたというより、トランプ氏や潘基文氏が参加する国際的な会議に参加したとみるのが自然ではないか?

     「やや日刊カルト新聞」では安倍氏が韓鶴子総裁に敬意を表したことを取り上げて「教団最高権力者・韓鶴子に阿る基調演説を行った」と語っているが、演説のはじめに主催者に挨拶をしただけであって、演説の中心はその後にある。

     安倍氏のビデオメッセージによってどういう被害があったのかもよくわからない。

     自民党は比較的に統一教会・家庭連合と「接点」が多かったにちがいない。

     しかし自民党が統一教会・家庭連合を特別扱いした証拠はない。

     オウム真理教の事件があった1995年から安倍氏の事件があった2022年まで、安倍政権のほかに、社会党政権、安倍政権出ない自民党政権、民主党政権の時期もあった。

     その中で安倍政権の時、また自民党政権の時にに特に被害が増えたということもないようである。

     2012年に出版された「村山富市回顧録」では、オウム真理教、創価学会のことは取り上げられているが、統一教会のことは取り上げられていない。


    村山富市回顧録 (岩波現代文庫)

     1995年にも2012年にもそれほど問題と思っていなかったのではないか?

     統一教会が自民党を支配していたなどというのは、トランプ前米大統領の支持者の陰謀論以上に荒唐無稽な陰謀論である。

     そういう陰謀論がマスメディアで言われるという恐ろしいことが起こっている。

     鈴木エイト氏は、7月12日に古市氏が安倍氏と統一教会との関係を陰謀論扱いすることに反対しているが、そういう鈴木エイト氏の主張はまさに陰謀論ではないか。

    江川紹子氏

     次に江川紹子氏をとりあげる。

     7月17日に紀藤氏は、江川紹子氏の発言に同意している。

     江川氏はTV番組で「今回の事件で、社会的に問題のある団体と政治家との関係は見直さなければいけないということがいえる」と語った。

     紀藤氏はその動画を引用して、「安倍元首相銃撃事件をきっかけに、民主主義を目指す政治において「政治と金」の問題だけでなく「政治と人」の問題にもメスを入れていかないといけない問題である」と語っている。

     そしてそのことに「気付いていない、あるいは理解していない」人を批判している。

     ここは興味深いところで、このあたりから紀藤氏、江川氏のように「今回の事件で、社会的に問題のある団体と政治家との関係は見直さなければいけない」という主張が、その他の主張を抑えて力を持つようになっていくのである。

    有田芳生氏

     そして有田芳生氏。

     7月18日に統一教会本体への捜査がなされなかったことは「政治の力」によると聞いたと語った。

     紀藤氏はそれを引用してそのことが安倍氏の銃撃につながったと語っている。

     このあたりから、統一教会は本来は解散されるべきであるにもかかわらず、自民党の政治家によって不当に擁護されていたというような主張が盛んになった。

     ここでは必ずしも自民党と言われていない。

     オウムの事件から2022年までには、社会党政権も、民主党政権もあった。その中で自民党によって被害が拡大したという証拠はない。

     ところがなぜか自民党の議員ばかりが非難された。

     統一教会と政治家との関係ということで、第一に追及されるべきは有田芳生氏ではないかと思われる。

     有田氏は安倍氏の事件後、紀藤氏等とともに統一教会の専門家として、統一教会がいかに悪いものか力説している。

     しかし有田氏は2022年の参議院選挙で落選するまで国会議員であった。その間に統一教会に対して何をしたのか?

     第一に追及しなくてはならないはずである。

    四人組

     紀藤正樹氏、有田芳生氏、江川紹子氏は、1990年代にオウム真理教が事件を起こした時にさかんにテレビに出てきて有名になった人である。

     その3人が2022年に統一教会をめぐってテレビに出てきたことは興味深いことである。

     皆申し合わせたかのように同じことを言っていることも、興味深い。

     その動きは共産党と一致するものでもあった。

     志位氏は共産党の「統一教会との最終戦争」であることを認めている。

     自民党と統一教会との関係という鈴木エイト氏のハッタリに追随するより、現在日本を動かしているこちらの動きを追及すべきではないか?

    政治的影響

     安倍氏は死亡する前、左翼の人に事あるごとに攻撃されていた。

     しかし安倍氏が死亡した直後には、安倍氏に対する攻撃は少なくなっていた。

     それまで安倍氏を攻撃していた人の影響を受けて事件が起こったということで、批判されていた。

     ところが統一教会に対する恨みで殺されたとされ、紀藤氏等によって統一教会が悪の元凶とされ、安倍氏はその統一教会と「ズブズブ」であったとされた。

     それまで安倍氏を攻撃していた人は、統一教会との関係で安倍氏を攻撃することができるようになったわけである。

     また右寄りの人でも、統一教会は韓国の宗教であって、日本人の高額な献金が韓国に送られているということで、統一教会を非難し、自民党議員と統一教会との関係を非難する人も出てきた。

     また、8月31日に、岸田首相はマスメディアの連日の攻撃に答えるというかたちで、統一教会との関係を絶つというに至った。

    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA309DV0Q2A830C2000000/

    「統一教会の反社会性」

     紀藤氏等は、「統一教会の反社会性」を第一の問題とする。

     そのためには安倍氏を殺した行為さえ、放置していいかのようである。

     ところが具体的に現在どのような「反社会性」があるのか、よくわからない。

     たとえば霊感商法の問題。

     紀藤氏は著書「マインド・コントロール」第2章で霊感商法を取り上げて、「日本で霊感商法の問題を引き起こしているのは、金額ベースでは統一教会の被害が最大だと考えて差し支えありません」などと語っている。


    決定版 マインド・コントロール

     しかし紀藤氏も認めているように、統一教会の霊感商法の被害額はその後減っている。

     紀藤氏自らとりあげる消費者庁「旧統一教会に関する消費生活相談の状況について」↓

     こういう状況では、統一教会の霊感商法を特に問題とする必要はないのではないか?

     鈴木エイト氏が2009年のコンプライアンス宣言後の霊感商法の例として7万円の印鑑を持ち出して、さわやかな笑いを巻き起こしたこともあった。

    まとめ

     紀藤氏は7月15日には次のようなことを言っていた。「犯罪被害者が浮かばれない事件にしてはいけない」「加害者側の動機も解明されないと次の予防にもつながらない」「議論の場をテレビ局でも作ってもらいたい」

     実際には紀藤氏等が統一教会・家庭連合を「加害者」ときめつけたことによって、その「被害者」に焦点が当てられて、「犯罪被害者」である安倍晋三元首相が浮かばれない状況が作られている。

     安倍氏を銃撃した容疑者も「被害者」の代表であるかのように扱われて、テロに対する予防に反する状況が作られている。

     紀藤氏等が、統一教会・家庭連合を「加害者」ときめつけたことによって、罪を犯していない統一教会・家庭連合の信者、二世が差別される状況が作られている。

  • 「犯人の思う壺」? 安倍元首相銃撃事件の後の世の中の動きについての考察

    「犯人の思う壺」? 安倍元首相銃撃事件の後の世の中の動きについての考察

     2022年7月8日、安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した。

     統一教会を恨んでいた人物が、安倍氏は統一教会とつながりがあると思い込んでのこと、と報道された。

     その後、マスメディア・野党は統一教会の問題を追及し、岸田首相もその方向に進んで、解散命令請求が行われるに至った。

     この流れは「犯人の思う壺」ではないか? という批判がある。

     その問題について詳しく考えてみよう。

    郷原信郎氏の主張

     まず郷原信郎氏の『“「統一教会問題」取り上げるのは「犯人の思う壺」”論の誤り』という2022年8月7日の記事を取り上げる。

    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b2aff1e7edf2d9f0e8111c81929c68036fd70fe6

     政党や新聞社、テレビ局の間で「この問題をめぐって極端に対応が分かれている」が、そのことには「「安倍元首相を殺害した犯人の思う壺にしてはならない」、という意見が影響しているように思える」と郷原氏は言う。

     そして「安倍元首相を殺害した犯人の思う壺にしてはならない」という意見を代表とするものとして、元自民党副総裁の高村正彦氏の発言を取り上げる。

     高村氏は過去に統一教会の訴訟代理人を務めたことについて週刊文春の取材を受けて、次のように語った。

    勝共連合と統一教会がいいか悪いかは別として、この事件で統一教会が取り上げられることは、テロをやった人の思う壺なので正しいとは思えない

    週刊文春7月28日号

     それに対して郷原氏は次のように言う。

     「犯人の意図どおりの結果となり、目的が実現してしまうことで、模倣犯や同様の殺人行為が誘発される」という問題に対しては、「厳正な刑事処分が行われる」ことによって「犯人の再犯を防ぐだけでなく、同種の犯罪を抑止する「一般予防」も図られる」。

     ところで事件の捜査においては「犯行動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうか」が問題とされる。

     この事件のように「社会の耳目を集める事件」では、そういうことについて報道されることは当然のことである。「様々な方法で取材が行われ、裁判で明らかになる事実を先取りする形で報道が行われることになる」ことも当然のことだという。

     事件の背景として統一教会の「信者勧誘」や「多額の献金」について報道されることも、安倍氏の統一教会との関係について報道されることも、当然のことだというのである。

     そして高村氏の「犯人の思う壺」論に対して次のように語っている。

    山上容疑者の犯行の目的には、単に恨みを晴らすだけではなく、「最も政治的影響力が大きい旧統一教会のシンパであった安倍元首相」を殺害することで、社会の関心を旧統一教会の反社会性と、政権与党である自民党議員との関係に向けようとする「告発的動機」もあったように思える。実際に、事件を機に、その問題がマスコミ等で大きく取り上げられ、相当程度目的を実現している。

    高村氏が言う「犯人の思う壺」というのは、このような「告発的動機」の目的が達成されることを問題にしているように思える。しかし、その点について犯人の意図するとおりの結果になったからと言って、犯行自体が正当化されるわけではないし、処罰が軽減されるわけでもない。問題は、山上容疑者が行った「告発」を契機として、そのような問題を、社会がどう受け止め、どう扱うか、それらについてどう判断すべきかということだ。

    “「統一教会問題」取り上げるのは「犯人の思う壺」”論の誤り

     要するに、

    ・犯行に対しては厳正な刑事処分が行われることによって犯罪の抑止が図られる

    ・犯罪動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうかについて報道されることは当然のことである。そのことによって、提出された問題に対しては社会が判断すればいい

     ということである。

    考察

     郷原氏の主張について考えてみよう。

    統一教会問題の特殊性

     現実に起こっていることを考えると、郷原氏の主張には疑問がある。

     犯罪動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうかについて報道されることは当然のことのように思われる。

     しかし「犯行動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうか」ということは、まだ明らかになっておらず、これから明らかにされることであるにもかかわらず、犯人が語るような事実はある、という方向で報道されている。

     たとえば2023年に始まった京アニ放火殺人事件の裁判で、被告は京アニに「小説のアイデアを盗まれた」と主張している。

    https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20231011/2010018617.html

     そのことは犯人の思い込みと報道されてきた。

     裁判でも『検察は「京アニに小説のアイデアを盗まれたと一方的に思い込んだ筋違いの恨みによる復しゅうだった」と主張しているのに対し、被告の弁護士は責任能力はなかったとして無罪を主張して』いる。

     検察は一方的な思い込みであったと言い、弁護士は責任能力はなかったと言っているのである。

     安倍氏殺害事件でも、安倍氏と統一教会との関係は犯人の思い込みと報道された。

     しかしいつの間にか、犯人が語ることが事実であるかのように報道された。統一教会に関しても、犯人が語ることが事実であるかのように報道された。

     犯人が語ったことが事実であるかどうか明らかにされていないのに、事実であるかのように報道された。

     そもそも犯人が語ったことが事実であるかということは、慎重に考えられなくてはならないことであるのに、安倍氏殺害事件では、犯人が語ったことは検証もされずに事実であるかのようにされているのである。

     郷原氏は「問題は、山上容疑者が行った「告発」を契機として、そのような問題を、社会がどう受け止め、どう扱うか、それらについてどう判断すべきかということだ。」というが、犯人の語ったことが検証もされずに事実とされて、多くの人に問題として突きつけられているということこそ問題である。

    裁判との関係

     郷原氏は、犯行に対しては厳正な刑事処分が行われることによって犯罪の抑止が図られるとし、犯罪動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうかについて報道されることは当然のことだとした。

     しかし安倍氏殺害事件に関しては、

    ・裁判によって事実が明らかにされる前に、事実であるかどうか明らかにされていないことがマスメディアによって報道された

    ・裁判が行われる前に、マスメディアの報道によって、被害者と加害者の逆転など秩序の混乱が生じた。

    事実

     事件から1年3カ月後の2023年10月13日、第1回公判前整理手続きが行われた。

     裁判はこれからである。

     「犯行動機に関する供述を裏付ける事実があるのかどうか」、「「旧統一教会」の山上容疑者自身やその家族に対する「悪事」が実際にあったのか、それがどの程度のものだったのか」、「そのような「旧統一教会への恨み」を安倍元首相に向けた理由が、了解可能なのか、合理性があるのか」ということが裁判によって明らかにされるのは、これからである。

     しかしそういうことが裁判によって明らかにされる前に、マスメディアは盛んにそういう事実があるかのように伝えた。

     岸田首相もそういうマスメディアの流れに従う方向に突き進んだ。

     2022年8月31日、岸田首相は自民党国会議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係を絶つことを基本方針とした。

    https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0831kaiken2.html

     自民党議員と統一教会との関係は絶たれなくてはならないものとしたのである。

     2023年10月13日、文部科学大臣は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求を行った。

    https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00421.html

     統一教会は解散命令を出されるべき団体だとしたのである。

     解散命令請求が行われた日は、第1回公判前整理手続きが行われた日である。以上のことは裁判の前に行われたのである。

     「「旧統一教会」の山上容疑者自身やその家族に対する「悪事」が実際にあったのか、それがどの程度のものだったのか」ということは、いまだに明らかにされていない。

     事件をきっかけとして、統一教会の「悪事」が問題とされ、政府が解散命令請求を行うに至ったのに、いまだにそのきっかけとなった事件において統一教会の「悪事」が実際にあったのか、明らかにされていないのである。

     問題とされた母親の献金について5000万円の返金がなされたと報じられているが、そうだとすると、統一教会はそれほど悪くなかったということになるのではないか?

     母親は返金を積極的に求めなかったと報じられているが、そうだとすると、統一教会はそれほど悪くなかったということになるのではないか?

     いずれにせよ、きっかけとなった事件すら明らかにされていない状況で話が進んでしまっているのである。

     「そのような「旧統一教会への恨み」を安倍元首相に向けた理由が、了解可能なのか、合理性があるのか」ということも、明らかにされていない。

     事件から1年3カ月たっても、そのことが了解可能になるようなことは出てきていない。

     それにもかかわらず、マスメディアは安倍氏やそのほかの自民党議員と統一教会との関係に問題があったかのように報じた。それを受けて岸田首相は、自民党議員と統一教会との関係は絶たれなくてはならないとした。

    法秩序

     事件に対して捜査が行われて、その結果をもとにして裁判が行われて、刑事処分が行われる、という流れに対して、この事件を巡る報道は、並走しているのではなく、暴走している。

     報道が捜査、裁判で明らかにされる事実をもとにせずに、統一教会を悪いものときめつけ、統一教会と自民党議員の関係を悪いものときめつけることは、裁判と並走することではなく、裁判と関係なく勝手に秩序を作ることである。

     そういう報道を受けて岸田首相が、自民党議員と統一教会との関係を断絶させ、統一教会に対して解散命令請求を行うことも、裁判と関係なく勝手に秩序を作ることであって、裁判との関係で問題が生ずる。

     郷原氏は、犯行に対しては厳正な刑事処分が行われることによって犯罪の抑止が図られると語った。そうして秩序は守られるということである。しかし現実には、裁判が行われる前に、報道が暴走して秩序が変えられるということが起こっている。

    紀藤弁護士の主張

     郷原氏は報道に対して「間違っているというのであれば、誤りを指摘し、反論すればよい」という。

    旧統一教会の欺罔的な入信勧誘や多額の献金要請などが反社会的なものとして報じられていることや、自民党議員への選挙協力などの報道内容が事実に反しているとか評価が間違っているというのであれば、誤りを指摘し、反論すればよいことである。旧統一教会と国会議員との関係を取り上げること自体が、山上容疑者の意図を実現し、「犯人の思う壺」になることを理由に差し控える理由は全くない。

    Yahooニュース “「統一教会問題」取り上げるのは「犯人の思う壺」”論の誤り

     紀藤正樹弁護士もその言葉を引用して同意している。

     紀藤弁護士は統一教会の専門家としてテレビに連日出演して統一教会を追及する動きの先頭に立っていた人である。

     たしかに「間違っているというのであれば、誤りを指摘し、反論すればよい」。

     紀藤氏のように長年統一教会とやりあってきた人であって、法律の専門家でもある人に対して、反論できる人は多くなかったと思われる。

     しかし橋下徹氏のように、紀藤氏に反対した人はいた。しかしマスメディアは紀藤氏の言葉を多く取り上げた。

     米本和弘氏などは、紀藤氏に反論することができたであろう。しかしマスメディアはほとんどその言葉を取り上げなかった。

     マスメディアは次第に紀藤氏と同じ考えを持った人ばかりを出演させるようになった。―有田芳生氏、鈴木エイト氏、櫻井義秀氏、塚田穂高氏など。

     その結果論調は一方的になった。

     そういう状況で根拠の明らかでないことが言いっぱなしにされた。

     「統一教会本体への捜査がなされなかったことが安倍元首相の銃撃につながった」というのは極めておかしなことである。

     「統一教会本体への捜査がなされなかった」ことに問題があったとしても、そのことから当然「安倍元首相の銃撃」が出てくるのではない。しかし紀藤氏はそう主張しているのである。

     紀藤氏は郷原氏の記事を引用した次の日、太田光・古市憲寿両氏の「このままでは山上容疑者の目論みどおり」という言葉を載せた記事を引用して次のように言っている。

     太田光氏の「このままでは山上容疑者の目論みどおり」ということは、高村氏の「この事件で統一教会が取り上げられることは、テロをやった人の思う壺」ということと同じようなことを言うもののようである。

     「第2の山上容疑者出ること恐れ」というところは意味がわからない。

     ここで紀藤氏は統一教会の「被害と巨悪」について語っているが、これは紀藤氏が語っているだけのことである。検証されなくてはならないことである。

     「犯人の思う壺」ということについてさらに考える。

     まず犯人について↓

     次に犯人の望みを叶えているのではないかと思われる人々↓

  • 「ベルサイユのばら」50周年で劇場アニメ制作が決定

    「ベルサイユのばら」50周年で劇場アニメ制作が決定

     「ベルサイユのばら」、完全新作での劇場アニメ制作が決定。

    「ベルサイユのばら」完全新作の劇場アニメ

     「ベルサイユのばら」が「週刊マーガレット」で連載を開始したのは1972年。

     それから50年の時を経た2022年、「ベルサイユのばら」の完全新作での劇場アニメ制作が決定した。

     公式Twitter

     原作者池田理代子先生のイラストとコメント。

     公式HP

    https://verbara-movie.jp/

     公式HPには

    ・このほかのコメント

    ・ティザービジュアル、特報映像

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     今度は原作寄りになるのか、はたまた…