投稿者: こころみるひと

  • 2020年のアメリカ独立記念日―建国精神とそれを否定する人々

    2020年のアメリカ独立記念日―建国精神とそれを否定する人々

     2020年の7月4日、アメリカの独立記念日は、緊張したものとなった。

    トランプ大統領と反対者

     トランプ大統領は独立記念日の前日にラシュモア山で式典を行った。

    反対

     それに対して、ワシントンポスト、CNNなどアメリカの主流メディアは反対した。

     第一に、人種差別が問題とされた。

     ラシュモア山には、ジョージ・ワシントン(George Washington 第1代大統領)、トーマス・ジェファソン(Thomas Jefferson 第3代大統領)、エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln 第16代大統領)、シオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt 第25代大統領)の胸像が彫られている。
     それぞれの人物が人種差別と関係あるとされ、その彫像の前で独立記念日を祝うことはよくないと言われたのである。

     第二に、アメリカでは新型コロナウイルスの拡大が続いていた。

     アメリカの感染者は283万人、死者は12万人。世界の感染者は1119万人、死者は528万人。(ジョンズホプキンス大学集計)

     そこで人が集まることはよくないと言われたのである。

    トランプ大統領

     トランプ大統領はそのラシュモア山で独立記念日の前日に式典を行った。そしてそこでの演説において、アメリカの歴史の意義を説いて、歴史的建造物を破壊した者を投獄する法律に署名したことについて語った。
     歴史的建造物を引き倒そうとする抗議運動に対して、アメリカの歴史的建造物を守る姿勢を明らかにしたのである。

    Fox News
    Trump holds Independence Day celebration at Mount Rushmore 

     トランプ大統領のツイート。格好よく編集されている。

     7月4日にトランプ大統領はホワイトハウスで、アメリカへの敬礼Salute to Americaを行った。

     ここでもトランプ大統領は、アメリカの歴史を尊重することを説いている。

     トランプ大統領のツイート。こちらも格好よく編集されている。

    文化大革命

     トランプ大統領はそのラシュモア山での演説において、左翼の文化革命に対してアメリカの革命を守る、と語った。

    This left wing cultural revolution is designed to overthrow the American revolution.

    https://twitter.com/ReedMCooper/status/1279251111480827904
    トランプ大統領がリツイートしたツイート。

     cultural revolutionという言葉は、中華人民共和国の文化大革命(1966~1976年)を思い起こさせる。

     美国之音中文网は「文革」という字をつかっている。

     漢字で「文革」と書くと、一層、文化大革命が思い起こされる。

     VOC(Victims of Communism 共産主義の犠牲者)のエグゼクティブディレクターのマリオン・スミスMarion Smithも、文化大革命を思い出している。

     「暴力的なイデオロギー信奉者たちが立像をひきおろしたThese violent ideologues pulled down statues」というところはまさに今アメリカで起こっていることと似ている。

     米国民は、外からの、中国共産党の脅威と、内からの、アナーキストの脅威を相手にしなくてはならないと言うのである。

     中国共産党と、アメリカ国内のアナーキストとは、文化大革命ということで共通しているということができるかもしれない。

     それに対してアメリカの歴史は尊重されるべきだというのである。

     マルコ・ルビオMarco Rubio上院議員も、中華人民共和国の横暴に反対することを主張する人であるが、アメリカを攻撃し、独立記念日を攻撃する人々の中に、外国の政府を称賛する人がいることを指摘している。

     アメリカを攻撃することと、外国を称賛することとが一つになっていることがあるというのである。

     もう一人、中華人民共和国に対して厳しいトム・コットンTom Cotton上院議員が独立記念日に際してアメリカの歴史を尊重することを説いている言葉をとりあげておこう。

     民主党の大統領候補、ジョー・バイデンJoe Biden氏は、アメリカの独立記念日に次のようなツイートを出している。

     すべての人の平等をいうことは、トランプ大統領と同じ。
     バイデンは、トマス・ジェファソンの至らなかったところを指摘し、今度のアメリカの抗議運動を、アメリカの平等の理念に向かう運動として評価している。そこがトランプ大統領と違うところである。

     カリフォルニア州知事ニューサムGavin Newsomは民主党で、独立記念日を祝うことを禁じた。

    https://twitter.com/Nichola62072520/status/1279862305350541312?s=20

     ところがカリフォルニアでは当日、花火が大量にあがった。

     まずニューヨークタイムズNew York Times。

     トランプ大統領の演説を「暗くて不和を起こさせるdark and devisive」と評している。
     このツイートはアメリカの保守的、愛国的な人の反感を買った。

     そのことはトランプ大統領にも伝わったようである。

     ワシントンポストThe Washington Postは、トランプ大統領に対して批判的である。

     ワシントンポストThe Washington Postは、トランプ大統領を人種差別主義者racistとみなし、人種差別主義の政策をとっていると考えているようである。

     トランプ大統領は、独立記念日を、国を一つにするのでなく、党派的なものにしたとワシントンポストは批判している。

     CNNもトランプ大統領に対して批判的である。

     CNNは、6月にトランプ大統領が集会を行ったときにも、新型コロナウイルスに感染する危険があると批判していた。今度も同じことで批判している。

     しかし6月の時に、ケーリー・マケナニーKayleigh McEnany報道官が反論したように、CNNがBLMに対して新型コロナウイルスの危険を問題としないのに、トランプ大統領に対してだけ問題とすることは、筋が通らない。偽善的に見える。
     特に今度のラシュモア山のことは、明らかにBLMに対抗してなされたことである。対立する両者に対して、一方に偏った報道をすることは、正しいことではない。

     トランプ大統領もそう考えているようである。抗議者は、感染に対して安全であるが、アメリカを祝福する者は安全ではないというツイートをリツイートしている。

     また例のジム・アコスタJim Acosta氏が専門家をよんでラシュモア山のことを批判している。

     CNNはやはりBLMを支持しているようである。

     トランプ大統領に反対するメディア、政治家は、しばしばトランプ大統領がアメリカを一つにしないことを問題としている。

     しかしそういう批判は、一方的である。

     BLMの運動を推し進めて、過去の英雄をひき倒して、その上でアメリカを一つにするべきだと考える人からみると、BLMの運動の乱暴を許してはならない、過去の英雄を引き倒してはいけないというトランプ大統領は、アメリカを一つにすることに反対する人に見える。

     しかしトランプ大統領からみると、BLMの運動こそがアメリカを引き裂くものである。過去の英雄をひき倒すことも、アメリカを引き裂くことである。それに対してトランプ大統領こそ、アメリカを一つにしようとしているのである。

     最後に、トランプ大統領がリツイートした次のツイートをとりあげてみよう。

     2016年のCNNにおいて、民主党のサンダース氏がラシュモア山を訪れている動画であるが、サンダースも、CNNのナレーションも、ラシュモア山の胸像を称賛している。

     香港でも、アメリカの独立記念日は祝われた。

     香港でアメリカの独立記念日が祝われているのに、アメリカでアメリカの独立記念日が主流メディアの反対にされているさまは、おかしい。

     台湾の副総統賴清德William Ching-te Laiも、アメリカの独立記念日を祝福している。

     賴副総統は、台湾とアメリカとの関係を強めようとしている。
     賴副総裁がアメリカの独立記念日を祝福するのは、その自由、民主のためである。台湾とアメリカとの関係もその自由、民主にあるということのようである。

     民主進歩党の王定宇氏は、アメリカを、自由で民主的な国の先駆者として、その独立記念日を祝福している。
     この人は、アメリカをそういう国とかんがえ、それに対して中華人民共和国を自由を奪う国と考えるゆえに、米中の対立に際して、断然アメリカをとるというのである。

     インドのモディModi首相はアメリカの独立記念日に際して、トランプ大統領とアメリカの国民を祝っている。

     インドは近日、中華人民共和国との対立を深めている。そしてそれに対して民主主義国として米国との関係を強めている。

     中華人民共和国は、米国がインドをそそのかして中華人民共和国と戦わせていると考えているようである。

     Global Timesはアメリカの独立記念日に関して次のようなツイートをしている。

     アメリカは独立記念日の式典によって感染者が増える、ということは、アメリカの左翼と同じであるが、BLMによっても感染者が増える、というところは、違う。

     アメリカの独立記念日が祝われていた裏で、トランプ大統領の新型コロナウイルスに対する失敗が明らかにされていたというのである。

     現在のアメリカは国内の対立を統合する力がないと分析している。
     論説では、トランプ大統領の演説がアメリカを統合できないものとして批判を受けたことをとりあげている。そしてアメリカが新型コロナウイルスの感染をコントロールできなことをもとりあげて、アメリカは国民の誇りと敬意を失うだろうと言っている。

     アメリカの独立記念日に関して、アメリカの花火の輸出は、中華人民共和国が最も多いというところは興味深い。

  • 室井佑月氏の永寿総合病院に対する発言について

    室井佑月氏の永寿総合病院に対する発言について

     7月2日の夜、「#室井佑月に謝罪を求めます」というのがトレンドに上がっていることに気づいた。

     しらべてみて、かんがえるところがあったので、書いておこう。

     7月2日の昼、TBSの「ひるおび」で、室井佑月氏が永寿総合病院について発言した。
     そのことについて、どこかの看護師@Zn_its氏が「♯室井佑月に謝罪を求めます」というハッシュタグを作った。それを受けて、黒瀬深@Shin_kurose氏が皆で広めようと言った。

    https://twitter.com/Shin_kurose/status/1278522441250160641

     その結果、トレンドに上がるまで盛り上がった。

    https://twitter.com/Shin_kurose/status/1278660627083345921

     室井佑月氏の発言が出てきたのは、7月2日、TBSの「ひるおび」で、永寿総合病院のことをとりあげた時である。

     7月2日の「ひるおび」では、まず、7月1日の、永寿総合病院院長の会見をとりあげた。
     はじめに、その会見において院長が謝罪する動画を出して、次に院長が院内感染について詳しく説明し、反省を述べたことを「東京新聞」の記事によって伝えている。

     「ひるおび」では、その次に、同じく「東京新聞」に載せられた「永寿総合病院 看護師の手記」をとりあげた。これは院長の会見において参考資料として出されたものではないかと思われる。
     その「看護師の手記」では、感染して死亡した患者に対する「おわび」の気持ち、スタッフが感染していくことの恐怖、苦悩、その中で自ら立ち向かっていったスタッフに対する感謝の気持ちが語られていた。

     室井佑月氏の、問題とされた発言が出てきたのは、その後である。

     室井佑月氏が番組で言ったことを、正しく文字に起こしてみよう。

     「一言言っていい?(前髪に手をやって)あのー、そのー、医療の現場の人たち? ましてコロナにかかってきた人たちは、被害者なわけだからー、責めてはいけないと思うし、だけどこういう美談を出してきて、個人は悪くないよ、でも病院はー、その、やっぱり熱が出た人たちがいたりするわけだから、こんなにそのコロナの患者を出しちゃったっていうことは、やはり責められるべきでー、あのー、病院側、経営者は、反省すべきなんだよね。なんかちょっとすり替えっぽく感じる。」

    TBS「ひるおび」2020年7月2日から

     これで正しいと思うが、どうだろう?

     室井佑月氏の主張をまとめると、病院側は「責められるべき」であるのに、「美談」によって話を「すり替え」て、責任から逃れている、ということのようである。

     多くの人がひっかかったのは、室井佑月氏が、病院側が「責められるべき」だときめつけたことによってだと私は思う。

     あの日の「ひるおび」で伝えられたことから、病院側が「責められるべき」だという人は少ないと思われる。

     室井氏の発言の直後に、「東京歯科大学市川総合病院呼吸器内科部長として感染症予防対策を指揮する責任者 日本感染症学会専門医」の寺嶋毅氏が、永寿総合病院で集団感染が起こった時には、まだ情報が少なかったので、永寿総合病院で起こったことは「他のどこの病院でも起こりえたこと」だったと説明している。
     永寿病院は「責められるべき」ではないというのである。

     専門家が「責められるべき」ではないと言っているのに、専門家でもない室井佑月氏が、特に証拠を出すこともなく、「責められるべき」だと断言しても、多くの人はついていけないであろう。

     室井氏は「こんなにそのコロナの患者を出しちゃったっていうことは、やはり責められるべきでー」という。
     しかし専門家が当時の事情について様々なことをとりあげて、「責められるべき」ではないと論じているのに、当時の事情を考えずに、感染者を出したゆえに「責められるべき」だというのでは、話が後退している。
     当時の事情を考えた上で「責められるべき」だというならば、それだけの証拠を出さなくてはならない。

     寺嶋氏の説明を聞いた後にも、室井氏は、「でも病院から広がるなんてことはやめてほしいですよね」と言い、恵氏が「ひろげたいと思っていたわけではないと思うんですよね」と言ったのに対してまた、「でももっと注意しなければいけなかったと思います」と言っている。

     すでに当時の状況において「責められるべき」かどうかが問題となっているのに、いまだに「もっと注意しなければいけなかった」と言っている。その根拠は何? 根拠もなしにそう言われてもついていけない。

     室井佑月氏の発言を聞いて、私が次にひっかかったところ。

     室井佑月氏は、永寿総合病院は「責められるべき」だといい、「反省すべきなんだよね」と言っている。

     しかし、そもそも「ひるおび」でもとりあげているように、永寿総合病院の院長は、7月1日の会見において、謝罪し、院内感染の経緯について詳しく説明し反省している。7月1日の会見はそういうものだったのである。

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    「新型コロナウイルス」(32) 湯浅祐二・永寿総合病院院長 2020/07/01

     当時の状況を考えると、永寿総合病院は「責められるべき」ではないと寺嶋氏はいうが、永寿総合病院の院長は、責任をとって謝罪し、反省している。
     それに対して室井佑月氏が「責められるべき」だといい、「反省すべきなんだよね」ということは、院長は謝罪したけれどもさらに「責められるべき」であり、反省したけれどもさらに「反省すべき」だということである。
     室井佑月氏がそれだけの根拠を示さないのにそのことについていくことはできない。

     院長は、院内感染の事情を詳しく説明して、そのことに対する反省を述べている。
     それにもかかわらず、「ちっとも反省しない」とか、「責任者はもっと反省しろ」とか言うためには、院長の反省が十分でないことを証明しなくてはならないはずである。しかし室井佑月氏は、全くそういうことをしない。

     室井佑月氏は、何の根拠も示さずに人を責めているのだから、それに対して多くの人は反発せざるを得ない。

     室井佑月氏の頭の中では、永寿総合病院の責任者は、「責められるべき」ことをしたことになっているようである。

     しかし多くの人は、永寿総合病院の責任者は「責められるべき」とは思っていない。良心的であるように見える。
     そういう永寿総合病院の責任者に対して、室井佑月氏が何の証拠も示さずに「責められるべき」だときめつけるから、ついていけないのである。「医療従事者なんてどうでもいいと思ってるから」ではない。

     自ら何の証拠も出さずに人を責めて、おかしいと思わず、人からおかしいと言われても、言う方がおかしいというのは、自己中心的な性格だからなのか? それともメンツのために、引くに引けなくなったからなのか?

     いずれにしても、不思議なほど偉そうである。

     室井佑月氏は、批判者に対して「ほんとうのことを調べもしないで、こいつを殴ると決めて、殴りにきてる」とみなしている。しかし室井佑月氏が証拠を出さずに、永寿総合病院の責任者は「責められるべき」だと言っていることは、まさに「ほんとうのことを調べもしないで、こいつを殴ると決めて、殴りにきてる」ことのように見える。

     室井佑月氏が何の根拠も示さずに永寿総合病院の責任者を責めているところをみると、室井佑月氏は、根拠を持っていて、その上で責めているのではなくて、根拠をもたずに、図式をそのままあてはめてしまったのではないかと思われる。

     組織の上に立つ者は悪者だという図式である。

     図式を現実の物事にあてはめるためには、あてはまるかどうか確かめなくてはならない。

     恐らく室井佑月氏は、その図式がその現実の物事にあてはまるかどうか確かめずにあてはめてしまった。

     それゆえに現実の物事にあてはまらないことになった。

     それゆえに多くの人の反感を買った。

     自分の頭の中で空想しただけのことが、いつの間にか、頭の外に本当にあることと思われる。しかも確信をもってそう思っている。

     これは自己中心的な考え方である。

     それゆえに室井佑月氏は偉そうに見える。
     何ゆえに、あのように偉そうに他の人を責めることができるのか? 自己中心的な考え方をもっているからである。

    「すり替え」ということについて

     室井佑月氏によると、「病院側」は「責められるべき」であるのに、「美談」によって話をすり替えてその責任から逃れたようである。

     室井佑月氏は「看護師の手記」を「美談」とよんでいるようである。

     まず院長の会見に関していうと、院長は、はじめにも終わりにも、謝罪しているのであって、話をすり替えてその責任から逃れようとしてはいない。

     たとえばスタッフを送り出す気持ちを述べるところ。

    それでも元気に病棟に向かっていく姿に、かける言葉が見つからず、彼らにこのような任務を背負わせたことに対し、院長として非常に申し訳なく思いました。

    上の動画17:00あたり

     このように院長は、自分の責任から逃れようとしていない。

     次に「ひるおび」が「すり替え」を行ったか?

     「ひるおび」は、はじめに院長が会見で謝罪し、反省しているところをとりあげている。その後に「看護師の手記」をとりあげたからといって、院長が謝罪し反省しているところがなくなるはずがない。

     永寿総合病院の院長の会見には、聞いている人を感動させるところがある。
     「看護師の手記」にも、読者を感動させるところがある。

     現場の医療従事者が感染の危険にもかかわらず、周囲から差別を受けたにもかかわらず、感染をおさえるためにはたらいてくれた、とか、周囲から激励の言葉や寄付を受けた、とかいうところである。

     室井佑月氏はそのことを「美談」と言っているようである。

     そしてその「美談」によって、本来責任ある人がその責任から逃げていると言っているようである。

     すでに書いたように、室井佑月氏が言うように「美談」によって話をすり替えている人は、見当たらない。

     ここで注意したいのは、室井佑月氏が、靖国神社のことを思い出しているということである。

     このように、室井佑月氏は、その「美談」ということを「英霊」のことと結びつけている。

     私の思うに、「ひるおび」でとりあげられた「看護師の手記」には、「仲間 戦地へ送る気持ち」という見出しとか、本文中の「仲間を戦地に送り出しているような気持になりました」という言葉とかがある。それをみて、戦前戦中の靖国神社のことなどを思い出したのではないだろうか?

     第二次世界大戦後の日本の左翼は、戦前戦中の日本を忌み嫌うということで凝り固まってきた。その忌み嫌うものに近づくと思うと、大騒ぎした。曰く、軍国主義の復活。曰く、国家神道の復活。必ずしも過去のことを客観的に知っているのでなく、主観的に悪ときめつけている。今度起こることがその過去の「悪」に近づくということも、必ずしも客観的に知っているのではなくて、主観的にきめつけている。

     今度の室井氏もそうである。

     靖国神社がどうであったかということは今はおく。
     責任者が自分の犠牲者を「英霊」としてまつることによって、自分の責任から逃れるという図式があるとして、今度の永寿総合病院はその図式にあたると室井佑月氏はかんがえているようである。
     そういうためには、永寿総合病院が「責められるべき」ことをした、そしてその責任から逃れるために、「美談」を利用した、そういう事実がなくてはならない。
     しかし室井佑月氏は、永寿総合病院が「責められるべき」であるということを証明していない。また、永寿総合病院が「美談」を利用して責任から逃れようとした事実もない。

     室井氏は、「ほんとにほんとに野蛮だと思うし~」と言っているが、何の根拠も示さずに、人を「責められるべき」悪者ときめつけて、その事実もないのに「美談」を利用して責任から逃れようとしているときめつけることこそ、「ほんとにほんとに野蛮」なことではないか?

     室井佑月氏は、何の根拠もなしに、人を責めている。

     理不尽な専制君主のようである。

     現代のテレビ番組においてコメンテーターがそのようなことを言った場合、責められることは当然のことである。

     室井佑月氏には、このことを謝罪して、以後、考え方を改めてほしい。

  • 新型コロナウイルス 中国の初期対応

    新型コロナウイルス 中国の初期対応

     私がこの記事を書いたのは、新型コロナウイルスCOVID-19の感染者は1000万人を超え、死者は50万人を超えたところであった。

     それでも大変なことだと思っていたが、今や感染者は2億人に迫り、死者は400万人に迫っている。

     そのはじめ、2019年から2020年にかけて、中国がこの新型ウイルスに対してどのように対応していたか、振り返ってみよう。

     1月23日午前10時から武漢は閉鎖された。

     下の動画はそのことを報ずるものである。

     改めて見ても、国内で封鎖を行っているその時に、国外に向かう旅行客を自由にさせている様子は、奇怪である。

    テレ東NEWS
    中国 武漢市を事実上封鎖 2020/01/23

     中国で起こった新型コロナウイルスに対しては、中国の医師が立ち向かわなくてはならなかった。

    ANNnewsCH

    武漢の医師が涙声で訴え 病院に肺炎患者らが殺到(20/01/25)

     一月の動画である。私も、三月前半までは、武漢の状況を伝える動画に対して、対岸の火事のように見つつも、衝撃を受けたおぼえがある。

     今になってみると、どうであろうか?
     世界中でこういうことが起こっているのであろうか?

     最も話題になった李文亮医師に関する動画。

    NTDTVJP
    新型肺炎を最初に警告した李文亮医師死去 「情報封鎖でウイルスがさらに拡散」【武漢病院 新型コロナウイルス】 2020/02/08

     この動画には、李文亮医師が2019年12月30日にウィーチャットで、新型コロナウイルスの発生を確認したと発信した言葉、それに対して2020年1月1日に武漢市公安当局が事実でない情報を公表したとして、李文亮医師等八人を処罰したというその文書、1月11日まで、人から人への感染があったにもかかわらず、当局はまだ見つかっていないと言っていたという論文が出てくる。

     当局が、李文亮医師等の言葉を事実に反するとしたこと、そして処罰したこと、そして人から人への感染について、あったにもかかわらずないと言っていたこと、いずれも非難されてしかるべきことである。

     「李文亮第二?」という動画もある。

    https://www.youtube.com/watch?v=MZ8InsyYjdE
    東森新聞 CH51
    李文亮第二?伯曼兒確診 疑遭陸逼死「硬拔氧氣瓶」 2020/02/14

     この動画では、病床で苦しんでいる女性が、「相信国家、相信政府」と言っている。
     言わされているのではないか、というのである。

     中国のジャーナリストで、自ら真相を探ろうとした人がいた。

     陳秋実氏。

    https://www.youtube.com/watch?v=qxdPvsfNx2c&t=244s
    Yoshiyuki TV
    【新型コロナウィルス】武漢で公安警察に脅されながらも、独自調査を続ける陳秋実さんからの魂の現地報告【和訳付き】 2020/02/02

     方斌氏。李澤華氏。

    NTDTVJP
    市民ジャーナリストを次々逮捕 元CCTV司会者李澤華さん連行| 方斌 | 李澤華|陳秋実 2020/03/08

     李澤華氏は、その後、4月に、2月26日以後のことについて、動画を配信しているが、コメントで言われているように、当局の強制によるものであろうか?

    Kcriss Li李澤華
    我是李泽华Kcriss,这是2月26日至今关于我的一些情况。I’m Kcriss, here is something about me since February 26th. 2020/04/22

     最後に政治家についてみてみよう。

     2月の習近平国家主席。

    https://www.youtube.com/watch?v=C4fwNUqy0kE
    FNNプライムオンライン
    習近平主席 マスク姿で北京の病院視察 新型コロナウイルス 2020/02/11

     上に挙げた動画の、緊迫した医療現場とは違うところにいるようだ。

     3月5日に、孫春蘭副首相が武漢を視察したが、その時に、住民から「假的(仮的=うそだ)!」という声があがった。その光景が撮影されていた。

    民視新聞網 Formosa TV News network
    向中國副總理喊「假的!」 武漢社區遭報復封樓-民視新聞 2020/03/08

     「假(仮)」というのは、「真」と対立することである。(余談であるが、私は「紅楼夢」を思い出す)

     武漢市民の中国政府に対する考えがあらわされたものと思われる。

     この動画の後半に出てくるように、武漢市書記の王忠林は、「感恩教育」を主張している。
     「感恩教育」とは、習近平総書記に対し、共産党に対して、感謝し、恩義を感じて、共産党にしたがうように、武漢市民を教育することのようである。

     その数日後、3月10日に、習近平国家主席の武漢視察があった。

    中華電視公司
    習近平武漢視察 火神山慰問醫護人員 | 華視新聞 2020031 2020/03/10

     わざわざ窓から手を振る人を映している。
     数日前に、副首相に対して、非難を浴びせていた住民が、数日後に、国家主席に対して、ただ歓迎の意をあらわすことはおかしい。
     警察が住民の家に入っていたという。

     こういうところでうそをついているのであるから、なおさら、他のことも信用できないのである。

    https://www.youtube.com/watch?v=6d8UEcXMeaU

     習近平国家主席は、一部党幹部の能力不足に問題はあるというが、はじめに隠蔽しようとしたことに問題はあるのではないか。

    https://www.youtube.com/watch?v=k60Ru-2aS8E
    ANNnewsCH
    習近平主席 湖北省の幹部らに「警鐘は早く的確に」(20/05/26)

     はじめに隠蔽しようとしたことに問題があるのに、あくまでもそのことを問題にしないつもりのようである。

  • アメリカの抗議運動 新型コロナウイルスとの関係

    アメリカの抗議運動 新型コロナウイルスとの関係

     2020年5月25日のフロイド氏の死をきっかけとして、アメリカの各地で抗議運動が起こった。抗議運動はアメリカにとどまらず、世界中にひろがった。日本でも起こったという。

     この運動が動画として伝えられるのを見ていて、新型コロナウイルスとの関係がどうなっているのか、気になった。

     2020年6月26日、米国で一日の感染者の増加が最多になったというロイターの報道を聞いて、そのことを思い出した。

     詳しいグラフがある。

     抗議運動は世界中で行われているようである。

    Global News
    George Floyd death: Protesters rally in Berlin, London in solidarity with U.S. 2020/06/01
    VICE News
    George Floyd Protests Around the World Are Calling for Racial Justice 2020/06/11

     ロンドン。

    The Telegraph
    Protesters in London hold anti-racist rally outside US Embassy | George Floyd protests 2020/06/08

     パリ。

    VOA News
    Spurred by George Floyd, Thousands Protest Police Brutality in Paris 2020/06/04

     以上は一部にすぎない。
     それでも大変な数の人が参加していたことがわかる。

     日本の政府は新型コロナウイルスの感染に対する対策として、「3つの密」を避けることを説いた。

    出典:首相官邸HPより

     この「3密」ということを基準として、上に挙げた抗議運動について考えてみよう。

     「密閉空間」かどうか―抗議運動は屋外で行われている。「換気の悪い」「密閉空間」ではない。

     「密集場所」かどうか―抗議運動には多数の人が集まっている。「多数が集まる」「密集場所」ができている。
     Global Newsの動画には、2メートルの距離をとることを示している抗議者が映っている。
     しかし上の動画を見ても、距離は必ずしも保たれていないように見える。

     「密接場面」かどうか―上の動画をみても、多くの人が、大きな声を出し合っている。そのことを特徴としていると言ってもいいようである。
     「間近で会話や発声をする」「密接場所」になっているのではないか?
     マスクを外して大きな声を出している人も少なからず見られる。

     「3密」のうち、二つの条件があてはまるとすると、感染の危険があるのではないか?

     特に「多数が集まる」ということでは、非常に「多数」の人が集まっている。

     上のような活動が感染と関係ないとすると、「3密」ということは感染を防ぐための基準として成り立たないことになるのではないか?

     はじめに触れたように、2020年6月27日現在、アメリカの感染者数は増加している。他の国でも増加する傾向がみられるようである。

     その増加傾向は、抗議運動と関係ないのであろうか?

     関係あるのではないかという人もいる。

    https://twitter.com/goto_nikkei/status/1274144597573275649

     この人もデモが影響している可能性があると言っている。

    https://twitter.com/goto_nikkei/status/1275908064982568962

     このグラフによると、ニューヨーク州などは関係ないようにも見える。

    https://twitter.com/goto_nikkei/status/1276647247053234181

     フランスでは感染が再拡大しているようである。

     これまで、トランプ大統領は、マスクを着用しないことをはじめとして、新型コロナウイルスの危険と向き合っていないと批判されてきた。
     民主党も、CNNなどのメディアも、そういうことでトランプ大統領を批判してきた。
     私も、大丈夫か? と思った。

     しかし5月末から、アメリカ各地で、そして世界各地で行われた抗議運動をみると、感染の危険に関して、トランプ大統領に勝るとも劣らないのではないかと思われる。

     民主党やCNNは、抗議運動をもちあげている。
     しかし感染の危険に関しては、トランプ大統領に対してと同じように、抗議運動に対しても批判しなくてはならないのではないか?

     6月下旬に、トランプ大統領は、数千人の集会を開いた。
     それに対して民主党やCNNはまた感染の危険があると批判した。

    CNN
    Will Trump take responsibility if rallygoers get sick? Hear McEnany’s answer 2020/06/18

     CNNではこのように、トランプ大統領が新型コロナウイルスの危険を軽んじて集会を開くことを批判している。

     ホワイトハウスの動画。

    The White House
    06/17/20: Press Secretary Kayleigh McEnany Holds a Briefing

     McEnany報道官は、NEW YORK POSTをとりあげて、抗議運動はいいと言われるのに、トランプ大統領の集会はよくないと言われることはおかしいと言っている。
     たしかにその通りである。

     しかも抗議運動は、トランプ政権に反対するという面を持っていた。民主党も、CNNも、そういうものとして、抗議運動をもちあげていた。
     トランプ政権に反対する政治運動という面をもった抗議運動は、新型コロナウイルスの危険があるにもかかわらず、問題とされなかったのに、トランプ政権の政治運動は、新型コロナウイルスの危険があるとして問題とされることは、政治的に不公平ではないか。

     それまでの抗議運動がなくて、トランプ大統領が集会を開いたとすると、批判されてもしかたがない。しかしそれまで大規模な抗議運動が各地で行われてきたのに、トランプ大統領の集会だけが批判されることは、筋が通らない。

     ホワイトハウスの動画と、CNNの動画とを比べてみるとよくわかるが、CNNの動画では、McEnany報道官がNEW YORK POSTをとりあげて、抗議運動はいいと言われるのに、トランプ大統領の集会はよくないと言われることはおかしいと言ったところが、切り取られている。
     CNNの動画では、その問題はないことにされている。そしてトランプ大統領の集会だけが批判されている。
     CNNは自分の都合のいいように、事実を歪曲しているのである。

    Fox News
    WATCH: McEnany spars with CNN’s Jim Acosta in heated WH press briefing 2020/06/20

     これは違う日のFOXニュースの動画。
     CNNのJim Acostaは、トランプ大統領とその周囲の者がマスクを着けないことを問題としている。McEnany報道官は、CNNが、抗議者のハグをもちあげながら、トランプ大統領の集会を非難していることはおかしいと言っている。

     この動画でも、CNNが、トランプ大統領の集会に対してと抗議運動に対してとで違う基準を適用していることはおかしいということに対して、CNNのJim Acostaは、答えていない。McEnany報道官の問題提起に対して、何やらものを言い続けているが、何を言いたいのか、わからない。

     日本では、NHKのように国民から受信料を徴収しているテレビ局でも、CNNの論調をそのまま受け取って流しているようであるが、CNNの論調は上で見たように、偏っている。
     アメリカでは、FOXが人気がある。上の動画もすでに200万回以上再生され、5万以上の高評価を得ている。

     上に挙げたような抗議運動に対して、私は、その主張についてどう考えるかということと別に、新型コロナウイルスの感染の危険が気になってしまう。

     感染の危険に配慮した新しい形の運動はできなかったのであろうか?

  • アメリカの抗議運動 香港の抗議運動との関係

    アメリカの抗議運動 香港の抗議運動との関係

     2020年5月25日、米国ミネソタ州ミネアポリスで、ジョージ・フロイドという黒人男性が、偽札を使用したという疑いで逮捕される間に白人警官によって首を膝でおさえつけられて、死亡した。

     その動画が伝えられて、多くの人の見るところとなった。それに対して抗議運動が起こった。抗議運動はアメリカ各地で起こったのみならず、ヨーロッパでも、オーストラリアでも起こった。日本でも起こったという。

     このことについて、様々な角度から論ずることができるが、ここでは香港の抗議運動との関係について論じてみよう。

     この運動は、あれよあれよという間に大きくなっていった。それをみて、私は、香港の抗議運動にとって好ましくないことではないかと思った。

     香港の抗議運動は、どういう状況にあったか?

     国家安全法という問題に直面していた。

     中華人民共和国の2020年の全国人民代表大会は、新型コロナウイルスの影響で、5月22日から始まった。
     そこで中華人民共和国は香港版国家安全法を採択した。

     香港の民主派は、これによって、香港の自由は奪われるとして抗議した。

     アメリカの抗議運動は香港の抗議運動に対してどういう効果をもたらしたか?

     私が感じたことは次の通り。

     第一に、香港の抗議運動も、アメリカの抗議運動も、いずれも「抗議運動」として同じように見える。

     それまでは香港の抗議運動だけが目立っていた。しかし二つの抗議運動が並んでいると、香港の抗議運動はそれだけ目立たなくなる。
     抗議運動と警察との対立、警察による催涙弾など、同じように見える。

    Inside Edition
    White House Denies Using Tear Gas on Protesters(2020/06/04)
    動画の中で、医師が催涙弾によって新型コロナウイルスに感染する危険について語っているが、それより前に、抗議行動自体危険ではないのか?
    https://www.youtube.com/watch?v=-tTAPLi-pto
    The Sun

    Peaceful protest near White House dispersed with tear gas and rubber bullets(2020/06/02)
    このように怒号が飛び交うことに、感染の危険はないのか?

     しかもアメリカの人種差別に対する抗議運動は、アメリカ中にひろがるのみならず、アメリカの外にもひろがっていて、量的にも、香港の抗議運動より目立つ。

    https://twitter.com/redfishstream/status/1271839734101348353

     このように、アメリカの抗議運動がさかんになればなるほど、香港の抗議運動は目立たなくなるのではないか?

     第二に、アメリカの抗議運動は、トランプ政権を、自由平等に反対する圧制者として批判している。

     しかしトランプ政権こそは、それまで香港の抗議運動の強力な支持者であった。
     2019年11月の香港人権・民主主義法も、トランプ政権によって成立したものである。

     アメリカの抗議運動によって、トランプ政権が自由平等に反するものとされると、そのトランプ政権によって支持されている香港の抗議運動が、中華人民共和国に対して自由平等を主張することの意味が曖昧になる。

     香港の抗議運動とアメリカの抗議運動は、似ているようにも見える。

     しかし違うのではないか。

     香港の抗議運動は、中華人民共和国が香港の自由を奪うことに反対するものである。

     アメリカの抗議運動は、警察官による人種差別、暴力に反対するものである。

     しかしトランプ政権が警察官による人種差別、暴力を支持しているのではない。

     トランプ大統領は、抗議運動に対して催涙弾を用いたこと、軍を動員するといったことを批判されている。

     しかしトランプ大統領は、平和的な抗議に反対しているのでなく、平和的な抗議でないものに反対しているのである。

     中華人民共和国にとって、アメリカの抗議運動は都合のいいことであったにちがいない。
     中華人民共和国はそれまで、新型コロナウイルスについて隠蔽していたこと、香港の国家安全法のことで、アメリカをはじめとする国々から非難されてきた。
     アメリカの抗議運動によって、実態はどうであれ、トランプ政権はダブルスタンダードをとっていると非難することができるからである。

     華春瑩報道官はそれまで香港の国家安全法について次のように弁護していた。

     香港の国家安全法は、米国が自国内でやっていることと同じことだという論法である。
     そしてジョージ・フロイド事件を次のように使っている。

     アメリカの抗議運動は、中華人民共和国にとって都合のいいことである。したがって、中華人民共和国が自ら起こしたのではないかという考えも出てくる。

     真相はわからない。

     6月4日は、1989年に天安門事件が起こった日である。

     2020年の6月4日には、世界中の人々が天安門事件に思いをはせて、中華人民共和国という国のことを批判的に考えるのではないか、と私は思っていた。

     中華人民共和国から出てきた新型コロナウイルスによって、世界の多くの人が損害を被っている。
     その上に、中華人民共和国は、香港の国家安全法によって、香港の自由を奪おうとしている。
     中国と民主主義との関係を考える上で、天安門事件は重要な事件である。

     ところがアメリカの抗議運動によって、多くの人の関心は天安門事件に向かわなかったのではないかと思われる。
     香港では天安門事件の日に追悼集会が行われた。

    https://www.youtube.com/watch?v=Jv7wPXDkADE

     最後に、中華人民共和国とアフリカとの関係について触れておこう。

     華春瑩報道官も、趙立堅報道官も、アメリカの抗議運動に関して、中華人民共和国は、アフリカ諸国の側に立つと語っている。

     中華人民共和国はアフリカと深い関係になっている。
     新型コロナウイルス感染に際しても、医療物資を送って関係を強めようとしていた。

     黒人に対する差別問題に関して、中華人民共和国は、アフリカ諸国との友好関係をもとにして抗議運動を支持するというのである。

     思えば、今度のアメリカの抗議運動の前にも、新型コロナウイルスの感染の中で、アフリカ人種に対する差別が話題となることが何度かあった。

     たとえば、世界保健機関(WHO)のテドロス事務総長が台湾から差別されたということもあった。

    CNBC Television
    WHO chief addresses death threats and racist insults: ‘I don’t give a damn'(2020/04/08)

     これを聞いたときには、おかしなことを言うと思った。
     台湾政府が公式に人種差別的な発言をしたとは思えない。民間にそう発言があったとしても、それを台湾からのものと名指すことはおかしい。
     テドロス氏に対して批判的な発言をした人は世界中にいる。なぜ台湾に限るのか?
     そう思ったのである。

     中華人民共和国で、アフリカ人が差別されたという話もあった。

     BLM運動において、中華人民共和国における人種差別はどのように考えられているのであろうか?

  • 緊急事態宣言下の東京 2020年4~5月

    緊急事態宣言下の東京 2020年4~5月

     渋谷ハチ公前。

     新宿駅南口。

     銀座。

    銀座

     歌舞伎座地下。

    歌舞伎座地下